“クライアントの心を読む” ポルトガル広告会社のセルフプロモーション
Case: 4 Years Orange Popcorn
ポルトガルの広告会社・Orange Popcornが、創立4周年を記念して実施したセルフプロモーション用のプリント広告。
トランプカードを使ったアイディアがこちらです。
6枚の絵柄カードが上下3枚ずつ並べられているというビジュアル。上部には“Pick your card”(1枚ひいて)の文字があります。読者の皆さんもこの中から1枚カードを選んでみてください。
そして次のページを開くとそこには…
上段左のカードがなくなり、カードがあった部分には“Your card it’s gone”(あなたの選んだカードはなくなりました)の文字が。
とここで、上段左のハートのキングを選んでいなかった人にとっては「なくなってないよ」と思われるかもしれません。ですが、それ以外の5枚の絵柄も実は変わっている(=もともとあったすべてのカードがなくなっている)という仕掛けでした。例えば中央上段は、クローバーのクイーンからスペードのクイーンへと。
2枚目のページ下部にはこんなメッセージがあります。
Orange Popcorn, 4 years reading the client’s mind.(オレンジポップコーンは、4年間に渡りクライアントの心を読んでいます。)
「オレンジポップコーンは常にクライアントの心・考えがどこにフォーカスしているのかを把握しているので、それゆえベストなマーケティング施策でクライアントの皆さんを驚かせることができるのです」とコミュニケートしているかのようです。
この仕掛け、言われてみれば「何それ、ずるい」と思われる方もいるかもしれませんが、いわゆる“コロンブスの卵的な発想”が光るアイディアでした。
参考サイト
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/orange_popcorn_4_years_orange_popcorn
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