断食期間中のトルコの町に出現した“ラマダン仕様のビルボード”
Case: Fasting billboard
加工食品ブランドのAytaçがトルコで、世にも珍しい“ラマダン仕様のビルボード”を制作しました。
イスラム教徒はイスラム暦のラマダン(断食月)に断食を行います。トルコでは全人口の約60%が断食を行い、日の出から日没までは飲食をせず、日没から翌日の日の出までに約一日分の食事をとると言われています。特に“イフタール”と呼ばれる日没後の食事は宴に例えられるほど豪華な御馳走が並びます。
そんな“イフタール商戦”に合わせて食品メーカー各社はこぞって飲食物の広告を掲示するため街中はそんな広告で溢れますが、「断食中の食品広告は人々を苦しめるものでしかない」と考えたAytaçは、他社とは一線を画し、断食中の人々の妨げにならないビルボードを考案しました。
Aytaçが制作したビルボードがこちら。大きなフライパンと、イフタールまでカウントダウンするデジタルタイマーが描かれています。
断食をしている日中は、フライパンは空っぽですが、カウントダウンが終了し、イフタールの時間になると、フライパンの上においしそうなソーセージ(薄くスライスしたもの)が現れるという仕掛けです。
食べていい時間にだけ、食品広告が出現するというラマダン使用のユニークな看板広告でした。
ユニークな看板広告に関心のある方は下記もぜひご覧ください
動画はコチラ
Fasting billboard from McCann İstanbul on Vimeo.
参考サイト
Creative Criminals
http://creativecriminals.com/ayta/fasting-billboard” title=”http://creativecriminals.com/ayta/fasting-billboard
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