この文字の数が、残されたイルカたちの数です。絶滅危惧種の現状を突きつけるWWFのプリント広告
Case: The last 55
ニュージーランドで実施された、見る人の想像力を働かせるプリント広告をご紹介。
クライアントは、人類が自然と調和して生きられる未来を目指し、約100カ国で活動している環境保全団体であるWWF。
マウイイルカという絶滅危惧種を守ろうというメッセージを呼びかけたビジュアルがこちらです。
グレーと白というマウイイルカの色で描かれた文字ベースのクリエイティブ。
コピーを読むと…
“THERE ARE AS
MANY MAUI’S
DOLPHINS AS
THERE ARE
LETTERS
IN THIS
SENTE_ _ _”
(この文章の文字数と同じぐらいのマウイイルカがいます。)
世界に残されたこの種の少なさを、文章の文字数に置き換えて視覚的に分かりやすく表現しました。ラストが_ _ _となっているのは、「SENTENCE(文)」の最後の3文字「NCE」すら書けないほどの頭数だということですね。
そしておさえのメッセージは…
55という数字は大きい数字ではありません。しかし、それは、世界に残されているマウイイルカの数なのです。THELAST55.CO.NZのサイトを訪れて、この最後の55頭を助けることに手を貸してください。
あえて動物の写真等を入れないビジュアルが、見る人の想像力を働かせるプリント広告でした。
世界各地でWWFが仕掛けた広告に関心のある方は下記もご覧ください。
・WWFの“刺さる”広告/プロモーション(まとめ)
参考サイト
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/wwf_the_last_55?size=original
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