『英語を学びたい学生』と『話し相手が欲しいお年寄り』をマッチングする、語学教室の新サービス
Case: Speaking Exchange
外国語を学ぶには、語学留学や長期の旅行を通じて現地の人と実際に会話をするのが、最も有効な上達法ですが、それを実行するのはなかなかハードルが高いものです。
ブラジルで英語を学ぶ学生たちも、「生きた英語が話したい、でもその場が見つからない。」という悩みを抱えていました。
一方こちらはシカゴにある老人ホーム。入居しているお年寄りは、一日を持て余し、退屈している人が大勢います。
ブラジル、サンパウロの語学学校「CNA English School」は、この両者が抱える問題に着目。
『ネイティブと英語を話したい学生』と『話し相手がほしい高齢者』という双方のニーズを酌んだ、「Speaking Exchange」と名付けたプロジェクトを立ち上げ、インターネットを介して学生とお年寄りがビデオチャットをできるようにしたのです。
互いにパソコンに向かって座り、自己紹介から始めます。最初は少しぎこちない感じではありましたが、徐々に自分の家族のことについて話したり、英語の言い回しを教えたりと、交流を深めていきます。
会話の様子は録画されており、その映像をCNAの講師が随時チェックして、学生たちの習得度を確認する仕組みです。
言葉も世代も超えた異文化交流。学生にとっては人生経験豊かなお年寄りにたくさんのアドバイスをもらったり、またお年寄りにとっては孫ほどの年齢の若者と接することが、とても楽しみな時間になっているようです。
シンプルですが、素晴らしいアイディアですね。日本の英語教育にも、こんなシステムを取り入れたら英語力が格段に伸びるのではないかと思いました。
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参考サイト
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