“衝突の瞬間、もしも時が止まったら…” 公開10日で600万再生を突破した交通安全啓発CM

Case: Mistakes

2013年、ニュージーランドでは、車のスピードの出し過ぎによる交通事故によって83名が死亡、重傷を負った人は408名いたといいます。

運転中スピードを出せば出すほどとっさの反応が遅れ、不測の事態への対応が難しくなるのは誰もが知っていること。でも急いでいたり、道が空いていたりすると、ついついアクセルを踏み込んでしまうという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

ニュージーランドの交通安全啓発団体「New Zealand Transportation Agency」は、そんな“少しの気の緩み”によって引き起こされた、取り返しのつかない悲劇を描いたテレビCMを制作しました。

見通しの良い道路。子供を乗せた父親が車で道を曲がろうとすると、100キロ以上で走行してきたサラリーマンらしき男性が運転する車と衝突しそうになりますが、ぶつかる瞬間、突如時が止まります。

双方のドライバーは、車から降りてきて「申し訳ない、曲がれると思ったんだ」と謝る父親に対し、「急に出てきたら止まれないじゃないか」と責めるサラリーマン。

“このあとやってくる”惨事を想像し、父親は「頼むよ、息子を乗せてるんだ」と頭を抱えて懇願しますが、「スピードを出し過ぎていたんだ。どうにもできないよ。」とサラリーマンは切実な表情で答え、二人は車に戻ります。

運転席に乗り込み、何とも言えない表情で後部座席に座る息子の顔を見た瞬間、止まっていた時が再び動き出し…

この映像と同じ結末にならないようにするためには、法定速度を厳守するのはもちろんですが、“人間であれば『つい、うっかり』というミスは必ずあるものだ”ということを、常に念頭に置いておくことが重要だとNew Zealand Transportation Agencyは訴えています。

後でどんなに悔やんでも、時は戻せません。
大切な命を守るために、いま一度、安全運転について考えてみませんか?

動画はコチラ

参考サイト

Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/tv/new_zealand_transportation_agency_mistakes

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