「KFCは高い!」という先入観を打ち砕く、“紙幣1枚で買えるメニューを表示する”アプリ
Case: Banknote scan
世界中で愛されている、KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)。インド最大の都市・ムンバイでも高い人気を得ていますが、その美味しさの評判のあまり、“値段がとても高い”というイメージを持っている人が多いのだそうです。
そんな誤解を解き、もっと気軽に来店してもらおうと考えた同社は「KFC WOW@25 CAMPAIGN」と名付けたキャンペーンを実施。KFCの主力メニューを一律25インドルピー(=約42円)に設定しました。
さらに「KFC WOW@25 CAMPAIGN – AN AUGMENTED REALITY APP」というアプリを開発。
iOS、androidでリリースされた同アプリは、インドの紙幣(20ルピー、50ルピー、100ルピー、500ルピー、1,000ルピー)をスマートフォンで撮影すると、読み取った紙幣の画像の上に、その値段で買えるKFCのメニューが表示されるというものです。
これなら「KFCは高い」という先入観を持っている人にも、『100ルピー紙幣が1枚あれば、これだけのものが買えますよ』といった具合に、一目で分かりますね。
このアプリは35,000回以上もダウンロードされ、App storeのフードカテゴリで1位を獲得。雑誌やインターネット上のメディアで取り上げられるなど、大きな注目を集めることに成功しました。
『美味しいものを、手ごろな値段で』という、ファーストフードの原点ともいえるアピールポイントを視覚的に表現した、巧みな手法ですね。
動画はコチラ
KFC WOW@25 CAMPAIGN – AN AUGMENTED REALITY APP from Blink Solution on Vimeo.
参考サイト
Creative Criminals
http://creativecriminals.com/mobile/kfc-banknote-scan/
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