アルツハイマー病を啓蒙するウサギ型チョコ
Case: St. Nicholas Bunny
オランダのアルツハイマー協会が実施した一風変わったサンプリング事例をご紹介。
「アルツハイマー病」という名前は誰もが知っているものですが、その具体的な症状、そしてこの症状に苦しむ人の気持ちは想像し難いもの。
それをリアリティをもって市民に伝達するために、愉快なアイテムを制作しました。その名も“St. Nicholas Bunny”(聖ニコラスうさぎ)。
聖人ニコラスの包装紙に包まれたチョコレート。
しかし、中をあけると…シルエットは全く一緒の“うさぎ”がでてくるという仕掛け。
ウサギの体には紙が巻かれており、そこにはこんなコピーが。
“Alzheimer’s patients are coping with this feeling daily.”(アルツハイマー患者はこんな気持ちと日々向き合っています)。
アルツハイマー病患者の持つ認知障害を、別のものに置き換えて巧みに表現しています。
メッセージの作り方が上手なサンプリングでした。
参考サイト
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/dm/alzheimer_nederland_st_nicholas_bunny?size=original
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