日本の折り紙を代表する「折り鶴」が効果的に使用された、米エキストラガムのTV-CM
Case:Origami
企業の広告・宣伝にいまだ強い影響力を持つテレビCM。日本では15秒程度の映像が主流ですが、海外と比較すると放送時間の長さや伝えるべき情報の優先事項が異なるといいます。
今回は、アメリカで制作された人気お菓子「エクストラガム」のちょっと感動的なCMをご紹介します。幼い女の子と父親が電車に乗り、父親はExtraガムの包み紙で娘に“ツル”を折ってみせます。
父親の手によって「ガムの包み紙」が「折り鶴」に変わった魔法のような出来事に目を輝かせながら、それを手に取る女の子。
父親は娘と過ごす時や成長の節目には、必ず鶴を折ってプレゼントするようになりました。
娘の誕生日や…
ふたりで一緒にスポーツ観戦にいった時。
家族で海にでかけた楽しい時間や…
失恋の悲しみに暮れるときも、何も言わずにただそっと折り鶴を差し出します。
そして娘が親元を離れる日。
車に運ぶ娘の荷物から小さな箱が落ち、そこからこぼれ出たのは…
父親がこれまで娘のために折った、無数の折り鶴。
娘は、自分のことを想いながら作ってくれた鶴を、全て大切にしまっていたのです。
このCMのキャッチコピーは「“Extraガム”で、“Extra(特別)”な思い出を。」
親子の繋がりに焦点が当てられた、優しい気持ちになれるブランディングです。
日本の折り紙文化を代表する「折り鶴」がこうやって海外のCMストーリーのキーコンテンツに使用されるのは、日本人として嬉しいことですね。
娘を持つお父さんは思わずグッときてしまいそう!
動画はコチラ
参考サイト
Creative Criminals
http://creativecriminals.com/tv-commercials/extra-gum-origami/
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