“新聞の求人広告”を活用したクレバーな選挙キャンペーン
Case:Classifieds
アフリカ大陸東部に位置するケニア共和国の首都ナイロビで展開された、ある市長選挙キャンペーンについてご紹介します。
ナイロビでは高い失業率が社会的な問題となっており、その数は有権者のおよそ64%にものぼるといいます。この深刻な事態を打開するために、Jimnah Mbaru氏がナイロビ市長選に立候補しました。
彼は、普段は“ページの4分の1ほどしか埋まらない”ケニアの主要な新聞の求人欄に、6ページにもわたり“ダミーの求人広告”を掲載しました。
つまり、「この候補者(私)に投票すれば、こんなに求人が増えるようになりますよ!」というメッセージを読者に発信したのです。
この創意に富んだアプローチは、すぐにメディアやブログなどで広く取り上げられ、FacebookのファンやWebサイトへの訪問者数が激増。失業問題に対する市民の関心を高めることに成功しました。
口頭で訴えかけるよりも、有権者が“よりイメージしやすい形”でのアピールの手法。
非常に説得力がありますね。
参考サイト
I believe in advertising
http://www.ibelieveinadv.com/2013/06/jimnah-mbaru-for-governor-classifieds/
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