ブラジル児童保護団体、“信号待ちのドライバー”にフォーカスした前代未聞の募金活動
Case:sos sms
ブラジルで活動する児童保護団体「Obra Do Berço」によるユニークな募金活動。
ブラジルと言えば、成長真っ只中にあり、世界で6番目の経済大国ですが、今なお帰る家のないストリートチルドレンが数多く存在しています。
彼らは信号待ちのドライバーにお金を恵んでもらおうと日々声を掛けますが、大半のドライバーはそんな子供たちに見向きもしないという現状があります。
同団体はそんな実情に着目して、信号機のそばにブルートゥースアンテナを設置することで、信号待ちをしているドライバーの携帯電話にストリートチルドレンの声を代弁する内容の“ショートメール”を届ける試みを実施。
ショートメールには、
『こんにちは!僕は、ストリートチルドレンの子供です。信号待ちをしているあなた方に鬱陶しい思いをさせていることは理解しています。でも、ホームレスはもっと辛いことが一杯あります。僕らがまっとうに暮らしていくために、Obra Do Berçoに寄付をお願いします。車の窓は閉じても、この現状から目を閉じないでください』といった内容が記載されていました。
“窓を開けて声を聞いてくれない”ドライバーに対して、携帯電話にショートメールを配信することで、確実にメッセージを伝えようとするコンセプトの企画。
安全面から信号待ち中のドライバーに携帯電話の操作を助長する施策はいかがなものかと思うものの、この発想の転換はスマートだと思いました。
ユニークな募金活動に関心のある方は下記記事もご覧ください。
動画はコチラ
参考サイト
・buzzilla’s blog
http://great-ads.blogspot.jp/2013/04/the-axe-effect-she-was-just-another-one.html
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