五輪マークで『五大陸の今』を表現する秀逸なインフォグラフィックス

Case:Olympic Rings Infograph

現在開催中のオリンピック。オリンピックと言えば、国の名誉を賭け勝利の栄光を競い合うスポーツの大会ですが、同時に『平和の祭典』とも呼ばれるように、オリンピックは日ごろの国際政治や国々を取り巻く諸問題から一線を画して、他国についてよりよく知り、理解を深め、友好を育む契機になることを目的とした催しでもあります。

本日はそんな“他国についてよく知ろう”という思いも込められた、オリンピックのシンボルマークをモチーフにした『世界五大陸の今』がわかるインフォグラフィックスを紹介します。

デザインしたのはブラジル生まれで現在ロンドンを拠点に活躍するデザイナーのGustavo Sousa氏。

世界五大陸を現す、青・黄・黒・緑・赤の五色の輪を重ねて連結した五輪マーク。
※通常どの色のリングがどの地域を現すかは決まっていませんが、今回のデザインでは以下のように定めています。

青=オセアニア
黒=ヨーロッパ
赤=南米アメリカ
黄=アフリカ
緑=アジア

1.TVが自宅にある家庭の割合
ヨーロッパが大きく、アジア、南北アメリカがそれに続きます。アフリカはやはりまだまだ小さいです。

2.囚人の数
アジアと南北アメリカが圧倒的です。数ベースでみると人口面からみてもオセアニアは小さいですね。

3.有害廃棄物の量
悲しくなるくらいアジアがぶっち切りで多い結果に。

4.世界中のコカ・コーラの販売本数の割合
南北アメリカが予想通り1位で、オセアニアがそれに続きます。

5.マクドナルド直販店の数
コーラ以上に南北アメリカがダントツの結果に。

6.肥満人口の割合
南北アメリカとオセアニアの両巨頭。それを追いかけるのがヨーロッパ。

7.銃保有者数
意外にも最も通常の五輪マークに近い形に。

8.小児死亡率
アフリカがダントツの1位。それに続くアジア。

9.人口
アジアが他を圧倒しています。今後より加速すると思われます。

10.カトリック教会の司祭の数
ヨーロッパ、南北アメリカ、アジアと続きます。

11.亡命者の数
ヨーロッパが圧倒的です。アジア、アフリカ、オセアニアは極小です。

12.HIV感染者の数
小児死亡率と同様にアフリカがダントツで、それにアジアが続きます。

13.一人あたりのCO2排出量
何とオセアニアが一番なんですね。2位はアジアです。

美しいデザインで、直観的にわかるのがいいですね。
オリンピックが単なるメダル取り合い合戦ではないことを示唆しているようにも感じました。

その他のインフォグラフィックスも見たい方は下記動画からご覧いただけます。

動画はコチラ

oceaniaeuropeamericasafricaasia from gustavo sousa on Vimeo.

参考サイト

・popflys
http://blog.popflys.com/tag/gustavo-sousa-olympic-rings/

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