『ソーシャル疲れ』からあなたを救う、キットカットのPRアプリ
Case: Social Break
『Have a break』(ちょっと一息入れようよ)のCMメッセージでお馴染みのチョコレートブランド「キットカット」による、若いソーシャルメディア利用者の間で広まってきているソーシャルメディア・ストレス、いわゆる「ソーシャル疲れ」を軽減させることを目的に制作されたユニークなアプリ『Social Break』を紹介します。
同アプリはキットカットのシンガポールサイトから無料でダウンロードできるようになっており、このアプリを使うと、ソーシャルメディアユーザーがFacebookやTwitter、LinkedInへの投稿を休んでいる間にも、アプリが自動的にメッセージ等をランダムで投稿してくれるという仕掛けになっています。
「投稿」の頻度を各ソーシャルメディアで自由にセレクトできるだけでなく、例えばFacebookの場合、友達が写真などをアップしたら「自動でいいね」してくれたり、Twitterでは「自動でリプライ」できるように設定することも可能。
冗談半分で同アプリを開発したと答える広告代理店のJWTは中国とシンガポール、米国で19~26歳の計900人を対象に調査を実施。その結果、回答者の半数以上が、ソーシャルメディアで情報を随時更新するのは時間がかかり、仕事や学業にマイナスになっていると回答し、中国では、回答者の3分の2近くが、ソーシャルメディア上で常に連絡を絶やさないことにストレスを感じているといっています。
日本でも「ソーシャル疲れの人が増えている」とニュースになってましたが、多くの国で共通のようです。
メディアでも注目されている「ソーシャル疲れ」という世の中のトレンドと、ブランドメッセージである『Have a break』を巧みに連動させた今回の企画。冗談半分のアプリということですが、同ブランドの有力ターゲットである若者へのブランドイメージの浸透に一役買うユニークで上手なPRだと思いました。
「ソーシャル疲れ」を自覚している方は下記サイトからダウンロードできるので試してみてはいかがでしょうか。
Kit Kat Social Break
世界各地で実施されたキットカットのオシャレな広告に関心のある方は下記もご覧ください。
“Have a Break”を様々な角度から訴求するキットカットの広告/プロモーション(まとめ)
参考サイト
・PSFK
http://www.psfk.com/2012/05/kit-kat-social-media-break-app.html
・Kit Kat Social Break
http://kitkat.com.sg/socialbreak/index.html
0