“アートとアドを両立した”皮膚癌啓発プロモーション
Case:700Lives
本日は、製薬会社のBristol-Myersが「進行性黒色腫」という病について、市民の理解を啓発する為に展開したプロモーションをご紹介します。
(「進行性黒色腫」は悪性度の高い皮膚がんであり、“ほくろのがん”としても知られています)
プロモーション背景と狙い
「進行性黒色腫」はスペイン国内だけで毎年700人もの人を死に追いやる皮膚がんで、発病には『日光』が大きな原因となっています。このことを市民に理解してもらうことを主眼としたプロモーションです。
施策内容
まず巨大な氷柱からのみを使ってリアルサイズの“氷の人”(彫刻)を多数(700体だったかは不明)制作します。
これら“氷の人(彫刻)”を市民が集まる街中でカフェのイスに座らせたり、立ってポーズをとらせたり様々な格好で、あたかも市民が都市生活を思い思いに楽しんでいるように配置しました。
“氷の人(彫刻)“の背中には、「1年で700人もの人が日光が原因で進行性黒色腫を発病し尊い命を失っています。」などとメッセージが記されています。
当然街中におかれた“氷の人(彫刻)“は日光を浴びることで徐々に溶けていき、、最終的には消え去ってしまいます。
その様子を通じて『人の命が(日光が主な要因で発症する)進行性黒色腫で消えて亡くなる』ということを市民に暗示しているようです。
このプロモーションの模様はTVやWEB、新聞などで広く取り上げられ、PRとしても大成功を収めたようです。
まさに、“アートとアドを両立した”グレイトなプロモーション。すごい!
動画はコチラ
参考サイト
0