フェルトペンの神業CM “グルグルと円を書くだけ”で『真珠の耳飾りの少女』を描く

Case:Girl with a Pearl Earring

本日紹介するのは、ドイツの老舗筆記具メーカー「ファーバーカステル」のピットアーティストペンのTV-CM。

ピットアーティストペンが微妙な線の太さを調整することができるプロ仕様の絵描きペンであることを訴求することが狙い。
(ピットアーティストペンは、日本では子供がお絵かきに使用する、所謂フェルトペンです)

CMでは、デザイナーがピットアーティストペンを使い、白い紙に“中心からぐるぐると円を書いていくことで”、フェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」を描き上げてしまいます。
無造作にぐるぐると円を描いているように見えますが、線の太さと濃淡を駆使して名画を完成させていきます。

デザイナーのChan Hwee Chong氏により、中心部から小さな円を描くことでスタート。

徐々に円をぐるぐると追加していきます。

各所で「ファーバーカステル」のピットアーティストペンで描いていることが分かるショットもはさまれます。

更に円を追加していきます。

ここらあたりで何となく少女の顔の一部が見えませんか?

そして以下のように完成されます。

拡大するとこんな感じです。

顔のアップです。

その道のプロ(デザイナー)により、商品のポテンシャルをサプライジングな手法で表現しています。

同様の手法で以下の名画も制作しています。

■「セルフポートレイト」(ゴッホ)

■「モナリザ」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

ファーバーカステルのクリエイティブな広告に関心のある方は下記もご覧ください。
ファーバーカステルのオシャレな広告(まとめ)

参考サイト

・YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=bHrjn8kAnqk&feature=player_embedded
・fajarandjeremy.com
http://fajarandjeremy.com/page.php?keyLink=work&subKey=work_content&id=58

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る