消臭剤の効能をアピールする“目隠しドッキリ”

Case:Febreze Breathe Happy Experiments

日本では西田尚美さんとピエール瀧さん出演でお馴染みの消臭剤大手ブランド「ファブリーズ」の“ある異質な実験(ドッキリ)の模様を編集して作成した”TV-CM。

この実験(ドッキリ)のテーマは、“Breathe Happy Social Experiment”というもの。

実験の内容は、街頭で勧誘した人々にまずは目隠しをしてもらいます。

この目隠しをした人たちを、見るからにとんでもなく臭そうな部屋に連れて行きますが、彼らを連れてくる前にあらかじめファブリーズをソファなどに吹きかけておきます。

そして2人を部屋に連れていき、その部屋の匂いの感想を言ってもらいます。
「深く息を吸って、どんな香りがするか言って下さい」という質問に、彼女たちは薄汚れた毛布を手にとったまま匂いを嗅ぎ、何の疑いもなく「ライラック」や、「洗濯したての香り」「シトラス」などと答えていきます。

一通り部屋の匂いについて回答が終わった後、「では目隠しを外してください」とスタッフに指示され、目隠しを取る女性たち。彼女たちは思わず(周辺の汚さに唖然として)「オーマイガッド!」と声を発してしまいます。

そこで仕掛け人であるスタッフが「ファブリーズ」を手にもって出ていきネタばらしをします。

「ファブリーズ」の効用(消臭)を面白い実験(ドッキリ)を通じてアピールするという戦略ですね。

一昔前に比べて商品の性能自体がいけるところまできていることもあり、『商品の効能や機能をうたうだけではコミュニケーション、表現手法として不十分である』とよく言われがちですが、

今回のケースのように『商品の効用について極限にまでつきつめて“それ”を表現する』ことにより、人を動かしうるクリエイティブになりうると感じさせられました。あと、楽しい演出もプラスに働いてますね。

動画はコチラ

参考サイト

・AdFreak
http://www.adweek.com/adfreak/febreze-can-mask-even-most-putrid-surroundings-133257

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