色と形で人の想いを描く“水引”。美しい日本伝統文化に触れるJTコマーシャル

「日本のひととき」をテーマにしたJTのCMシリーズ。今回は「水引篇」です。水引…と聞いてピンと来ない方もいるかもしれませんが、祝儀袋の一番上を飾る帯紐が、それです。その美しい水引が職人さんの手により作られるまでを、外国人女性の視点からご紹介します。

古くは室町時代から

日明貿易の際、明からの贈答品に赤と白の縄が結ばれていた、または海にまつわる魔よけの紐が変色して赤白になった、など様々な誕生説がある水引。室町時代より、宮廷への献上品は、紅白の麻の紐で結ぶのが慣わしだったようです。和紙をこより状にし、糊を塗って固めたヒモ、一本一本で作る水引。色も様々です。

こちらは結婚のご祝儀に使われた水引。結婚は1度きりのお祝い事として、ほどけない結びきり(堅結び)の、両端が上を向いているものが使われます。出産や進学などのお祝い事は何度あってもうれしいので、結びなおせる蝶結びが使われます。


形や色で使い分ける

未開封である、という封印の意味や、魔よけ、人と人を結びつけるという意味あいのある水引。日本の国内生産の約70%が、長野県飯田市で作られているとか。外国人女性から見る、奥深い日本文化の1つです。



『結んだ紐が人の想いを描き、様々な表情の水引が生まれます。』
と、女性のナレーション。引けば引くほど強く結ばれる水引。その結び方をじっと見守ります。



美しい水引が完成しました。


水引は祝儀用だけではなく、かんざしやネックレス、イヤリングなど様々なものが作られているようです。受け継がれる日本文化、その繊細なデザインは外国人の方のお土産に喜ばれそうですね。

「言葉を使わず、想いを伝える。」という日本文化の奥ゆかしい精神性と、それにより生まれる「豊かなひととき」を描いたJTのコマーシャルでした。「ひとのときを、想う。」に込められたJTの想いが表現されています。

奥深い日本伝統文化。普段何気なく目にしていたものの本来の意味に出会うと、日本人として背筋が伸びる気がしますね。

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