気仙語の“ば”って何?岩手県大船渡市による、“ば”で市民の結婚を祝う「ばばば結婚行進曲」

岩手県大船渡市は“東北で住みたい街”第3位に選ばれている街です。そのビミョーな順位に危機感を覚えたという大船渡市が市民120人と共にPR映像を作成して、順位アップを目指すことに。

テーマは“ば”?

気仙(大船渡市・陸前高田市・住田町・釜石市・宮城県気仙沼市エリア)の人たちは“ば”という擬声語を乱発するのが大好きだそうです。“ば”とは、「まぁ、これは驚いたという気持ちを表す」と作家でもあるお医者さんの山浦玄嗣(やまうらはるづぐ)さんは説明してくれます。

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“ば”で歌う結婚行進曲

結婚式で流れる定番曲、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」を“ばばば”で歌い上げて本物の新婚カップルを祝うというスゴい試みの始まりです!

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大船渡市の素敵な皆さんに会える!

「笑顔をつなぐ、ずっと…。」を合言葉に岩手県沿岸を走る三陸鉄道「盛駅(さかりえき)」の駅員さん。

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駅の階段では道化隊のみなさんがにぎやかに、華やかに“ばばば”で盛り上げます。気仙地方には、婚礼の時に集落全体が「道化(どげ)」となって盛り上げる風習があるそうですよ。

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列車内で結婚式を開催

舞台は列車内に移りました。ラジオ局「FMねまらいん」のみなさんも出演です。マイクを持った司会の女性が「それではみなさま、大きな“ばばば”でお迎えください」と車内の乗客に“ばばば”を促します。

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大きな“ばばば”と拍手で迎えられた新郎新婦の2人。

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大船渡市のPRキャラクター「おおふなトン」は残念ながら身体の幅のせいで車内に入ることができず、駅のホームから2人を祝福!

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岩手県の伝統芸能の1つ、権現(ごんげん)さま(獅子舞)も駆け付けました。お囃子調の結婚式行進曲も新鮮です。

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車内では獲れたて新鮮なお刺身も振る舞われました。三陸町の漁師さんたちも旗を振って車外からお祝いしています。

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式はいよいよクライマックスの「ケーキ入刀」に。

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“けせん第九をうたうの会”で本格的に歌を歌っているみなさんの“ばばば”は、やはり本格的でした。

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あのドラマの舞台にもなった駅

列車は「恋し浜」駅に到着です。NHKの朝ドラ「あまちゃん」の舞台としても有名ですね。

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カップルは恋し浜駅ではチンドン寺町一座の歓迎・祝福を受けました。チンドン屋さんがアレンジした「結婚行進曲」も味があります。

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大船渡市の魅力あふれる人々の様子が映像の中にギュッと凝縮されているPR映像でした。大船渡を訪れた際はぜひ“ば”を使ってみたいものです。

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