待ち続ける患者さんのために…。骨髄ドナー登録者を“ヒーロー”と名づけた驚きの企画

白血病や再生不良性貧血など、血液の病気で苦しんでいる多くの患者さんがいます。そんな病を治療する骨髄移植の適合率は、兄弟姉妹は1/4と高めですが、非血縁者間では数百~数万分の一というとても低いものに。そこで、1人でも多くのドナー登録が必要です。

人が多く集まる場所で、ドナー登録者を募れたら…。登録者を“ヒーロー”と名づけて、とある会場で登録者が続出した驚きの企画をご紹介します。

待ち続ける患者たち

小さい子どもから大人まで、多くの患者さんが骨髄移植を待っています。適合さえすれば健康な体が取り戻せる…。彼らが出来ることは、ただひたすら、型が適合するドナー提供者を待つことのみ。

病気から救ってくれる“ヒーロー”がいてくれたなら…。はたしてその“ヒーロー”とは、何処にいるのでしょうか?

コミックブックファンが集う会場へ

日本で言うコミケ会場。そこには多くのコミックブックファンが集います。『彼らは臓器や血液のドナーとして、誰かを救いたい気持ちを秘めている』、とのリサーチ結果も出ているようなのです。まさにあのマンガのヒーローのように、誰かを救うことが出来たなら…。

ヒーローの遺伝子

そこでこんなポップな看板が。

ヒーローの遺伝子、持ってますか?

ドナー登録に見られる深刻さを感じさせない、このポップなサイン。これにはコミックファンも惹かれます。そしてヒーローの遺伝子があるかも、気になるところです。

未来型ブースを設置

そして会場の一角に、未来的なブースを設置。まるで宇宙船を思わせるような実験室で、ヒーロー遺伝子チェックが行われるようです。

行われるのは、頬の内側を軽くこすって採取する脱落細胞によるDNAテスト。血液採取ではないのも、気軽に出来る理由になりそうです。そして骨髄バンクに登録出来ます。


結果、たったの4日間で500人近くのヒーローが骨髄バンクに登録。今までで一番の成果が得られました。

アメリカ、ニューヨークにあるヘルスケアエージェンシー、“Area 23”の映像でした。

こんなに気軽に簡単に登録出来たなら、敷居の高い骨髄バンクもより身近に感じられそうですね。今でも大勢の患者さんが、病床で待ちわびています。ヒーロー探しは、これからも続くのです。

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