壁に一工夫して迷惑行為“立ちション”を牽制。ドイツでの活動は遠くアメリカまで話題に
2015年3月、ドイツのザンクトパウリ地区で、ある画期的な取り組みがなされました。お酒を多く提供する酒場の近くでは、トイレに行かず外で用を足してしまう男性に悩まされるケースが多く、同地区もその問題に直面していました。
そこで、よくする“スポット”に注意書きを設置し、壁にある塗料を塗ることで、男性陣の困った行動を抑制しようと考えました。
仕組みは「Ultra-Ever Dry」の驚異的パワー
どうすれば男性の外での排泄を食い止めることができるだろうかと考え抜いたところ、いつも壁にかけることに注目。壁にかけられたものは、通常であればそのまま下に流れ落ちますが、かけたものがそのまま自分の足やその周りに飛び散ったとしたら、きっとみんな驚いて、もうしなくなるかもしれません。
どんな液体も弾いてしまう「Ultra-Ever Dry」を壁に塗り、かけたものが自分の足に戻ってくるようにして、注意喚起を実施しました。
3月にドイツのハンブルクで実施されたこの取り組みにインスピレーションを受けたサンフランシスコの自治体は、同市の街の美化にこの事例を取り入れるかもしれないと明かしているようです。ドイツの街角で実施された美化活動でしたが、海外でも模範となった取り組みでした。
0