水のためマラソンの距離を毎日歩く女性たち… 彼女たちを救う驚きの秘策とは?

世界にはまだ、水や食料に困っている人々が大勢います。Water for Africaは、そのような状況をもっと理解してもらい、アフリカで暮らす人々の生活をより良いものにするため、フランスパリで開催されたマラソンである施策を行ないました。

アフリカでは、水を調達する役割の多くは女性です

アフリカの家庭では、日本のように家の中に蛇口があって好きなときに水を利用することはできません。アフリカでは、水を得るために、途方もない距離を重い容器を抱えながら歩かなくてはならないのです。

マラソンの中、綺麗な水が飲めるよう訴えます

フランスパリで開催されたマラソンに、ひとりの女性が頭の上に容器を乗せ、看板も背負いながら歩いています。看板には、「アフリカでは、女性が綺麗な水を得るため、このマラソンと同じ距離を毎日歩いています」と書かれています。周りのランナーは彼女に声をかけ、ランナーを応援している観客たちも彼女に声をかけます。

多くのメディアがニュースに取り上げました

マラソンからアフリカの水問題を浮き彫りにしたこの施策を、多くのメディアがニュースとして取り上げました。マラソンをその場で見ていた人の中には、マラソンの様子をスマートフォンなどにおさめ、各SNSで彼女の活躍を広めた人もいました。

「いつでもどこでも手に入る」というイメージの強い水ですが、この施策を通して水だけでなく、“世界にはまだまだ苦しい生活を強いられている人々がいる”ということを、忘れてはいけないと気づかされます。Water for Africa企画の「Marathon Walker」でした。

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る