駐車車両を車いすアスリートがジャンプスタントで乗り越える!迫力満点の自動車学校の“レッスン”CM

無神経にも横断歩道の上に停められた車。これが、道路交通法に違反するだけでなく、車いすの人の通行の妨げになっていることを知っていますか?今回は、運転免許保有者であれば必ず知っておいてもらいたい“車いすの人の通行ルート”に関するドライバーレッスンをお送りします。

迷惑駐車

南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレス。横断の歩道の上であるにも関わらず、平気で駐車するドライバーが後を絶ちません。

横断歩道をふさいでしまうことは、道路を横断する歩行者に迷惑をかけることはもちろんのこと、横断歩道に向かって段差が低くなっているところしか通行することができない車いすの人にとっては、唯一の通行ルートを遮断されてしまうことになります。

そこで、迷惑駐車するドライバーに注意を促すプロジャクトが始動しました。

ジャンプ台と車いすスタントマン

まずは、迷惑車両を飛び越えることができるよう、特殊なジャンプ台を制作します。

迷惑駐車をしたドライバーが、その場を立ち去るやいなや、迷惑車両の前後にジャンプ台を設営します。

そして、ここで車いすアスリートのJuan Maria Nimo氏が登場します。

助走し、スピードに乗った車いすで、ジャンプ台を駆け上がり、迷惑車両を飛び越えることで、道を横断したのです。

ドライバーに警告

ジャンプによる横断が終わると、迷惑車両のドア付近に、QRコードが付いたステッカーを貼ります。

駐車車両に戻ったドライバーがステッカーのQRコードを読み取ると、車いすスタントマンが、自分の車を飛び越えて道を横断する映像を見ることができ、このような事態にならぬよう、車いすの人のために、横断歩道をさけて駐車するよう“レッスン”が施されるというものでした。

実際に120人以上のドライバーが“ジャンプされる”体験をしたといい、この様子をSNSで鑑賞した人は数千人に及んだといいます。またこの動画は多くのメディアで報道され、メディアを通して“レッスン”を学んだ人は数百人に上ったとか。

この動画は、自動車学校が制作したCMで、自動車学校の実際の受講生は21%増加したと言います。ドライバー必見の車いすの人の通行ルートに関する“レッスン動画”をぜひ下記よりご覧ください。

(参考サイト:TAXI)

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