『子どもにあなたの命が救えますか?』5歳の少女が救急車を呼び、ママを救った感動の実話
イギリスの5歳の少女が救急車を呼び、母の命を救った感動の映像が公開されました。動画内では実際にあった緊急コールの音声が流れ、幼い声ながら少女の落ち着いた通話のやり取りに、称賛の声が多く上がっています。あなたはお子さんに、緊急電話の掛け方を教えていますか?
2012年、1月24日、午前11時1分
999(日本の119)のオペレーターが電話を取ると、聞こえてきたのは5歳の少女の幼い声。『ママに、てんかんの発作が起きたの。』と、落ち着いた声で告げます。写真の数々も映像で流れ、赤ちゃん時代を経た少女の成長ぶりも伺えます。
「まだ発作は起きてる?」
オペレーターが、「まだ発作は起きてる?」か尋ねると、「起きてないの。寝ちゃってるの。」と少女は告げます。「呼吸はしてる?動いてる感じが見えるかしら?」と聞くと、「息してないみたい」との事。事態は緊迫しています。お父さんは仕事で、電話番号も分からないようです。
すると、背後から赤ちゃんの鳴き声が。「赤ちゃんがいるの?」「うん、赤ちゃん。妹なの。」心配な状況です。
その後すぐに救急車が駆けつけ、無事、お母さんを病院へ搬送することが出来ました。赤ちゃんも少女も、皆無事でした。当時を振り返り、満面の笑みで「この子の行動は素晴らしかったわ。」と誇らしげに語るお母さん。“今ここに私がいるのは、この子のお陰だ”と言わんばかりです。癲癇の持病があるお母さんは、日頃から子どもに緊急電話のかけ方を教えていたとか。
イギリス最大の子育て応援サイト“Mumsnet”からの映像でした。「緊急電話をするような状況は想像もしたくないですが、この実話のように、子どもが緊急電話をすることで救われる命があるのです。」と、Mumsnetは提唱します。
「子どもがまだ幼いから」という理由で緊急コールを教えていない親も多いようですが、ロールプレイ方法で“オペレーター”と“電話を掛ける人”ごっこ遊びで教えることも出来ますよね。何が起こるか分からない日常、子どもがあなたの命を救うことが、あるかもしれません。
(参考サイト:TAXI)
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