世界的広告祭でグランプリ受賞!“機械と対話できる”ある少年の物語

GEが提唱する「インダストリアル・インターネット」というコンセプト。産業用機器とITを融合し、ネットワーク化することで、効率的な生産管理と生産性の向上を実現するというものです。今回は、この産業規模の壮大な取り組みを一人の少年を通してユーモラスに描いたCMをご紹介します。

生まれながらにして“機械音の声”を持つ少年が主人公の物語。産声は「おぎゃ~」ではなく「ピー」。困惑する両親をよそに、少年はその後この声でありとあらゆる機械と“対話”し、世界に変革をもたらしていくのです。

「ピー」音であらゆる機械と“対話する”

少年が発するのは「ピー」という機械音。ベビー時代は、この「ピー」音でおもちゃを動かし、テレビのチャンネルをかえます。

少し成長すると、カウンセラーにかかりますが、やはり発するのは電子音。

この音で、信号を青にしたり、スプリンクラーを作動したり、目覚まし時計をとめたりと、あらゆる機械と意思疎通を図ります。

また、学校では、先生がうまくつけられなかったテレビをつけてあげたり、好きな子に自販機の商品を出してあげたりし、対話できる機械の幅が徐々に広がっていることがわかります。

「ピー」音で地域を、そして世界を救う

突如停電した夜、少年の「ピー」音は地域社会を救います。少年が発した「ピー」という音で、瞬く間に電気が復旧し、広くメディアの注目を集めることになったのです。

その後、少年が“対話”する機械は、医療機器、産業機器へと規模が拡大し、鉄道や飛行機といったトランスポテーションにも変革をもたらし、世界中の産業に革命を起こします。

“産業機械と対話ができれば、世界を変えられる”

身近な機械から始まり、最後は世界をも動かす機械と“対話”し、世界に変革をもたらした少年を描いたストーリー。ラストシーンでは、星空を眺める少女のために明かりを消し、「ありがとう」と感謝した少女に、「ピー」音ではなく「どういたしまして」と言葉を発し、少年の「ピー」音がその使命を終えたことがうかがい知れます。

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このCMは、国際広告賞・Epica Awardsのフィルム部門でグランプリを獲得しました。GEが掲げる産業の未来像が描かれ、“産業機械と対話ができれば、世界を変えられる”とのメッセージが込められた素敵な動画をぜひご覧ください。

(参考サイト:The Inspiration Room)

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