石油に埋まっていくレゴが痛ましい…グリーンピースが訴える北極圏の環境保護
2012年にシェル石油がアラスカで始めた掘削事業は、石油掘削装置の座礁事故により頓挫。それが今年にも再開することとなり、自然保護団体・グリーンピースが抗議活動を続けていました。そのキャンペーンの一環として作られたこの動画は、北極をレゴブロックで再現したものです。
50年にわたるシェル石油との提携契約をレゴが解消
雪と氷に覆われた北極で、狼や白熊が生活し、人々はアイスホッケーに興じています。そんな中、欲深な人間が石油の掘削機を設置。その機械の上には、葉巻を咥えたいかにも悪役面のレゴ人形が石油採掘を指示しています。
そんな中、突如起きた原油の流出により北極が徐々に汚染されていってしまいます。土地、海とともに、そこで暮らす人々、動物らが原油に飲み込まれていく痛ましい様子が映し出されます。
すべてが原油で飲み込まれてしまった後、こんなメッセージが。
「シェル石油は子供たちの想像力を汚染している」
北極圏でもし原油流出があれば、気候的な問題もあり復旧作業が不可能と見られ、それが長期間続けば生態系への影響は甚大だとグリンピースは主張します。
この動画を見た100万人もの人々が、レゴ社とシェル石油の提携反対を求める請願書に署名したのだといいます。その結果もあったのか、ついにレゴは50年にわたるシェル石油との契約継続を断念することになりました。
(参考サイト:YouTube)
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