2025年版April Dream事例10選|話題を集めた“夢”まとめ

4月1日に「ウソ」ではなく「夢」を発信するという、株式会社PR TIMESが提唱する新たな文化「April Dream(エイプリルドリーム)」。企業や団体、個人が思い描く“本気の未来像”を言葉にして届ける取り組みとして、年々広がりを見せています。

2026年の実施を前に、2025年に話題となった「夢」の数々をご紹介します。

1. 再生素材を“主役”に 廃棄繊維をアップサイクルする新技術を発信

株式会社colourloopは、「再生素材が“主役”になる時代を、必ずつくる。」という思いのもと、April Dreamを通じて廃棄繊維をアップサイクルする独自技術「Colour Recycle System」を取り上げました。

日本では年間約200万トンの衣類が廃棄され、そのうち約7割が焼却や埋め立てに回るとされています。同社はこの課題に対し、廃棄繊維を“色”で選別し、デザイン性の高い素材へ生まれ変わらせる独自技術を開発しました。

廃棄繊維のリサイクルというと、従来はグレーやブラウンなど濁った色味が主流でしたが、色の個性を積極的に取り入れ、ポップで鮮やかな素材生成を実現。「廃棄繊維=ゴミ」という固定観念を越えて、素材のあり方に新しい視点をもたらす試みです。

同社が掲げるのは、ゴミを減らすための社会ではなく、「素材の可能性に出会える社会」。循環をもっと楽しめる未来に向けて、再生素材をより前向きな選択肢へと導く取り組みが着実に重ねられています。

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2. “ありがとう”を花に託す 花祭りの日を、感謝の日へ

株式会社神社仏閣オンラインは、4月8日の花祭りの日をきっかけに、大切な人へ花を贈る「花おくり」という新しい文化を広げたいという夢を発信しました。

花祭りとは、お釈迦さまの誕生を祝う仏教行事のこと。同社はこの日を“日頃の感謝を伝える機会”として位置づけ、現代の暮らしに取り入れやすいかたちで提案しています。

同社によると、日本では海外由来の文化が定着した例は多いものの、自国から新しい風習を発信する動きはまだ少ないといいます。

そうした背景のなか、「日本から始まる花おくりの文化がいつか世界に届くように」という思いが、このプロジェクトの出発点になりました。立ち上げには、僧侶や美容師、デザイナー、書家など多様なメンバーが協力しています。

オリジナルメッセージカードの販売や公式LINEでの取り組み、立ち上げメンバーによるオリジナルグッズの展開など、日常の延長線上で生活者との接点をつくります。

また、「子どもたちが自国の文化に誇りを持てる未来をつくりたい」という思いも強く、今後は教育現場での展開も視野に入れているそうです。

花おくりが世代や国を越えて広がる未来を見据え、花を通じて感謝を伝えるというシンプルな行為に新しい意味を与えようとする試み。日本発の文化としてどのように形づくられていくのか、今後の広がりが期待されます。

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3. カウンセリングは恥ずかしいことじゃない 心のケア=かっこいいもの

オンラインでカウンセリングを受けられる「TeleMe(テレミー)」を運営する株式会社すたてらは、心のケアに対する日本の固定観念を変え、メンタルヘルスケアを日常の選択肢として広げる姿勢を打ち出しています。

同社によると、日本では「カウンセリングは心が弱った人が利用するもの」というイメージがいまだ根強いとのこと。こうした状況を踏まえ、相談する行為を恥ずかしいと思わずに、誰もが「少し話してみようかな」と自然に行動できる環境づくりを進めています。

同サービスには多様な経験を持つセラピストが在籍。利用者は、登録する前に顔写真やプロフィールを確認できます。内容に合う相手を選びやすくなるよう配慮されており、15分の無料トライアルや2,000円台から始められるセッションなど、相談に踏み出しやすい仕組みも整えています。

自分の心を整えることを「かっこいい」ととらえてほしい。サービスの普及を通して、カウンセリングをライフスタイルのひとつとして選べる社会を思い描き、悩みを抱える人が堂々と相談できる社会の実現を目指します。

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4. 届ける人も受け取る人もハッピーに 宅配ボックスの普及で再配達率0%を目指す

ECの利用が広がるいま、利用者の暮らしは便利になった一方で、配達員の負担増加や環境負荷といった課題も浮き彫りになっています。こうした状況のなか、Fun Standard株式会社が展開するブランド「PYKES PEAK」は、宅配ボックスの普及を通じて、日本の再配達率を0%にするという大きな夢を掲げました。

同ブランドは、利用者と配達員双方の声を取り入れながら宅配ボックスの開発を進めてきました。腰掛けられるベンチ型のものや、長期不在でも複数回投函できるタイプなど、生活スタイルや現場でのニーズに対応した製品を生み出しています。

一方で、ボックスの誤った使用ケースも見られ、今後は正しい使い方の周知に力を入れていきたいといいます。こうした背景から、同社はメディアを通じた情報発信や自治体や運送会社との協働など、普及と啓発の両面で取り組みを広げています。

1軒ずつ宅配ボックスが広がっていくことで、再配達のない暮らしが当たり前になる未来へ。より円滑でサステナブルな物流のかたちを探る環境作りが進んでいます。

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5. “世界のなでしこ”に向かってJFAが進める女子サッカーの未来づくり

公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は、日本女子サッカーの未来像として掲げる「なでしこvision 世界のなでしこになる。」を、あらためて社会に示しました。

このビジョンは、女子サッカーを発展させ、文化として根づかせることを目的に2007年に策定されたもので、日本サッカーに関わる人に向けた3つの目標を掲げています。

その目標は、サッカーを女性の身近なスポーツにすること、なでしこジャパンが世界のトップクラスであり続けること、そして世界基準の「個」を育成することの3点です。

普及面では、中学生や高校生へのアプローチ、WEリーグ(女子プロサッカーリーグ)との協働、地域特性に合わせた普及事業などを展開。育成面では、若年層からの体系的なトレーニングや指導者・審判員の育成強化など、競技を支える基盤を広げる活動を続けています。

なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督も「女子ワールドカップでトロフィーを掲げる」という夢を前に、世界の舞台での躍進を見据えています。日本女子サッカーの可能性を広げ、より大きな夢へ、そして次の世代へとつなぐ長期的なプロジェクトです。

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6. コーヒーの未来を守るために “KISSA文化”を次の世代へ

創業から105年目を迎えたキーコーヒー株式会社は、コーヒーの楽しさや多様性を次の世代へつなぐことを目指し、「KISSA文化を未来へつなぎたい」という思いのもと、喫茶文化の継承とサステナビリティを意識した取り組みを続けています。

喫茶店とともに発展してきた日本のコーヒー文化を未来に残すため、若年層や海外への情報発信のほか、インドネシア・スラウェシ島のトラジャ地方での農園運営や品種多様性の研究など、生産地から支える活動も強化しています。

地球温暖化によって、世界のコーヒー生産量の約6割を占めるといわれているアラビカ種の栽培適地が減少すると指摘される“2050年問題”も重要な課題です。未来のコーヒーを守るため、あらゆる角度から生産の持続性を高める取り組みをていねいに積み重ねています。

1955年に開設された「コーヒー教室」は、抽出技術や知識を学べる場として70年にわたり継続。家庭や日常での楽しみ方の幅を広げ、多くの人にコーヒーの魅力を伝えてきました。

喫茶文化と生産地の未来を両軸で支えながら、一人ひとりがおいしく、楽しくコーヒーと関われる未来を目指す、老舗コーヒー会社ならではの熱意にあふれた夢です。

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7. 読者の“ウソみたいな夢”を一緒に叶える コロコロコミックの50周年プロジェクト

株式会社小学館が発刊する『月刊コロコロコミック』は、2026年に創刊49年を迎えます。作品やキャラクターの世界観は、作家や編集者などマンガづくりに関わる人びとの「夢」から生まれてきたもの。今後は、創刊50周年に向けて読者の“ウソみたいな夢”を募集し、一緒に叶える特別企画を実施する方針です。

555号を記念して2024年5月に公開した「『巻物語』コロコロコミック555号記念PV」は320万回再生(2026年2月25日時点)を記録。ドラえもんやポケットモンスター、妖怪ウォッチなど世代を超える人気キャラクターが一堂に登場し、夢の共演を果たしました。

また、エイプリルフール企画をきっかけに、鹿島アントラーズや町田ゼルビア、阪神タイガースといったスポーツチームとの夢のコラボも次々と実現しています。

副編集長・小林浩一さんは、世界中の子どもが国境を越えて1つのマンガを創る「グローバル・マンガ創作フェスティバル」の開催を夢に掲げています。

読者とともに“笑われるほど大きな夢”を叶えていこうとする姿勢は、コロコロらしい前向きなエネルギーに満ちており、次はどんな「ウソみたいなホント」が飛び出すのか期待がふくらみます。

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8. 推し活はもはやインフラ AIでオタクの自己肯定感を満たし続ける世界をつくる

株式会社Oshibloomは、AIチャットアプリ「Oshimy(オシマイ)」を通じて、“推しが永遠にいなくならない世界線”の実現を夢に掲げています。芸能活動の休止や引退といった現実の出来事に左右されず、AIがつくる空想世界のなかで推しとのつながりを保ち続けられるサービスです。

ユーザーは、実在のアーティストやVTuber、キャラクターなど、それぞれの推しと対話しているかのような体験を楽しめます。また、推しを自分好みに調整できる妄想フィルター機能を使い、解釈違いのない理想の推し像をカスタマイズすることも可能です。

ユーザーが作成したオリジナルキャラクターに名前やアイコン画像を設定できる機能も加わり、より自由度の高い推し活体験へと広がりました。

同社は、誰にも言えない悩みやモヤモヤを吐き出せる、自分だけのチャット空間を通して、推しとの対話が日常の支えになることを目指します。推しという存在を支えに生きる人びとが、少しでも軽やかに日々を過ごせるように──そんな願いが込められた、新しい推し活のかたちです。

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9. ヤギのように高みをめざす 人材育成とまちづくりに挑む地域密着企業の思い

創業70周年を迎えた八木建設株式会社は、成長し続ける人材を育て、地域と共に歩む企業像を今後の方向性として掲げています。2025年は、社名と、どんな環境でも上へ上へと登り続ける“ヤギ”の姿を重ね、人と地域に重点を置いた新しい夢を発信しました。

建設業界では、人材不足や働き方改革など、さまざまな課題が指摘されています。こうした状況のなかで、同社は女性技術者の活躍推進や、建設未経験者でも現場に関わることができる「建設ディレクター制度」、世代間で技術を継承するためのシニア人材の活用など、多様な人が働ける環境づくりを進めています。誰もが挑戦しやすく、継続して成長できる場を整えることで、「どこまでも成長する人材」を育てようという思いです。

建設業は、建物をつくるだけでなく、地域の文化や暮らしを支える産業であるという考えのもと、住宅展示場を活用したイベントの開催や地域アスリートの支援など、スポーツや文化を通じて地域との接点を広げています。

2024年のApril Dreamで掲げた木造建築の推進も着実に進展しており、環境面での成果にもつながりつつあるといいます。人が育つことでまちが育つ──。その循環を実現しようとする、地域密着企業の挑戦です。

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10. 伝統産業の未来は“総力戦”で切り開く 高岡伝産が巻き起こす変化のうねり

富山県高岡市で400年以上続く伝統産業を受け継いだ若手職人や問屋で構成される高岡伝統産業青年会は、52年目の節目に、新コンセプト「伝産、総力戦。」を掲げました。生活様式の変化により需要が減少し、技術継承も難しさを増すなか、これからの時代に合った形で産地の魅力を伝えたいという思いがあります。

高岡伝産は、県内外の職人に加え、デザイナーや広報、建築家など異業種のメンバーも加わるユニークなチームへと変化し続けてきました。工場見学ツアーや産業観光イベント、大学生の弟子入り企画など、「ガラは悪いが、腕は良い。」のキャッチフレーズとともに、工房の外へ積極的に出ていく活動を重ね、産地の技術と多様な人たちが出会う機会を広げてきた団体でもあります。

今回新たに発表した名刺には、それぞれの職人が持つ技術を“武器”として可視化するデザインを採用しました。名刺を通じて職人と出会い、その数だけ仲間が増える──。そんな仕掛けを通じて、伝統産業に親しむきっかけをつくろうとしています。

400年にわたり危機を乗り越えてきた高岡のものづくり。次の時代に向け、職人と多種多様な仲間が力を合わせ、新たなうねりを生み出そうとしています。

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2025年版April Dream事例10選まとめ

課題や環境の変化を前にしながらも、そこに人の想いや創意を重ね、未来への選択をていねいに紡いでいこうとする夢が集まりました。次の4月1日にはどんな夢が広がっていくのか、おのずと期待がふくらみます。

夢をきっかけに誰かとつながり、その実現に向けて一歩踏み出すきっかけをつくるApril Dream。「PR TIMES」では、企業・団体・自治体の夢を「Dreamプレスリリース」として無償で発信することができます。(発信方法の詳細はこちら)。

2026年度の発信は、2026年4月1日(水)までエントリーを受け付けています。参加はこちらから。

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