ユニークなバレンタインの販促企画事例10選(2025年版)
「想いを伝える日」であるバレンタインは、いまやチョコを贈る日を超え、ブランドが生活者との関係性を深めるためのコミュニケーションイベントへと進化しています。2025年のバレンタイン商戦では、SNSでの共感拡散を狙った企画から、リアル体験で心を動かすイベント、さらには家族・日常・自分自身にまで広がる多様な愛のかたちを描く取り組みまで、例年以上に豊かなアイデアが出揃いました。
今回の記事では、そんな2025年のバレンタインを象徴する、話題性・体験性・ストーリー性に優れたユニークな販促企画10事例を厳選してご紹介します。「なぜ人はそれを贈りたくなるのか」「なぜその企画は語られるのか」――そのヒントを探しながら、ぜひ次のマーケティングの発想につなげてみてください。
1. オレオ、3文字メッセージ付き個包装で期間限定発売。手書きスペースも新登場

モンデリーズ・ジャパン株式会社のビスケットブランド「オレオ」は、2025年1月13日(月)より、3文字メッセージ付き個包装が特徴の「オレオ メッセージパック バニラクリーム」を期間限定で全国発売しました。
2025年のテーマは「気持ちを伝える楽しさ」。新たに7種類のメッセージが追加され、さらに個包装の裏面に手書きメッセージスペースを設けたことで、オリジナルのプチギフトとしての魅力がさらに広がりました。
「オレオ メッセージパック バニラクリーム」は、個包装に「大好き」「推せる」「さんきゅ」など3文字のメッセージがランダムに印字されているのが特徴のひとつ。今年は新作として「すきぴ」「かわちぃ」「沼です」といったトレンド感のあるメッセージが追加され、Z世代をはじめとした若い世代への訴求力が強化されています。
また、デジタル施策との連携も見逃せません。ブランドサイトやSNSでのレシピ公開はただの情報提供ではなく、消費者が「体験」を共有する場を作り出しているもの。これにより購入者が自ら商品の魅力を発信することを違和感なく促し、自然な形でブランドの認知拡大と関係性強化につなげている点は、まさに秀逸です。
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2. 商品と歌で、気持ちをシェアしよう! ポッキー音楽祭「#ラブなポッキー」キャンペーン

江崎グリコ株式会社は、バレンタインシーズンに向けて「#ラブなポッキー」キャンペーンを2025年1月7日(火)より開始しました。キャンペーンでは、「歌で、気持ちをシェアしよう」をコンセプトに、Spotifyとキャンペーンサイトで人気アーティストが選曲したプレイリスト(全20曲)を公開。参加アーティストはアイナ・ジ・エンドさん、[Alexandros]さん、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINさんの3組。
さらに、限定パッケージの商品を購入することで、通常プレイリスト20曲に加え、隠れた名曲10曲を含むフル30曲のプレイリストを聞くことができます。ブランドメッセージの認知だけでなく、購入を促す工夫が凝らされており、商品といっしょにプレイリストをプレゼントできるという仕組みは、バレンタインシーズンに新しいギフト体験を提供しています。
また、限定パッケージはカセットテープを模したカラフルなデザインに仕上がっており、流行の「平成レトロ」なパッケージが、幅広い世代からの注目を集めそうです。全15種類の異なるデザイン展開で、コレクションする楽しさも味わえます。
2025年1月7日(火)から2月16日(日)までの期間には、公開されているプレイリストを聞いてプレイリストのイメージにぴったりな写真を撮影して応募できる「♡ジャケ写募集」キャンペーンも開催されました。
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3. バレンタインは温泉で”チョコまみれ”! ユネッサン×カントリーマアムコラボイベント開催

箱根小涌園ユネッサンでは、株式会社不二家の「カントリーマアムチョコまみれ」とのコラボレーションイベントを、2025年2月1日(土)から2025年4月6日(日)までの期間限定で開催しました。
「カントリーマアムチョコまみれ」は、ストレス社会に甘いものを無限に食べたいという欲望が具現化された商品。チョコクッキーにチョコチップを組み合わせ、チョコレートでコーティングするというチョコづくしのこだわりで、通常のカントリーマアムミニと比較して、2倍量のチョコが使用されています。
今回のコラボイベントでは、チョコたっぷりの商品にちなんで「こころも体もチョコまみれ」をテーマに、温泉施設やレストラン、ホテルでのコラボコンテンツを楽しめます。
水着で遊べる温泉「ユネッサン」では、魅惑のチョコレートの香りが漂う「カントリーマアム チョコまみれ風呂」を実施。「お入りなさ〜〜〜い」というのれんがかかったドーム型の浴槽と、色と香りでチョコレートを再現した温泉は、まるで商品パッケージに描かれた「チョコ沼」に浸かっているよう。1日1〜2回、お風呂にチョコソースが投入されるイベントもあり、全身でチョコを浴びているかのような体験ができます。
サウナエリアでは、パティシエ風のスタッフが、チョコレートの香りを使用したロウリュを行う「Je t’aime ! ロウリュ・デュ・ショコラ」も開催。人気のサウナでもチョコまみれな体験ができる施策となりました。
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4.「夫デスノート」に愚痴を書くとチョコレートがもらえるバレンタイン企画

株式会社東洋が運営するブランド品や貴金属・ジュエリーなどの買い取り店「エブリデイゴールドラッシュ」。2025年2月1日(土)から2月14日(金)まで、期間限定キャンペーンとして「おもしろ想い出査定第1弾」を開催しました。
同キャンペーンは、商品の売却に来た顧客が「夫デスノート」に直接言えない不満や愚痴を記すと、バレンタインのチョコレートがプレゼントされる企画です。「いびきがうるさい、ほかの部屋まで聞こえてくる」「くつ下脱ぎっぱなし、あとで片方ないって言われても困る」などが例として挙げられています。
同社は独自の買い取り制度として、在籍する「想い出査定士®」に商品の思い出を話すことで、査定時に「想い出価格」を上乗せするユニークなシステムを導入しています。今回は会話ではなく、ノートに記載する方式を新たに導入。話すことにためらっていた人でも気軽に参加しやすく工夫されています。
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5. 日本製紙連合会が大切な思いを伝えるための「ラブレター」募集! 思い成就のためにご祈祷も

日本製紙連合会は、「片思いの相手」「恋人・夫婦」「家族」「友達」などの大切な思いを伝えたい相手にラブレターを綴る「ラブレターイベント2025 バレンタインデーは、手紙を書こう。」を大阪と横浜で開催。大阪は「グランフロント大阪 ナレッジプラザ」にて2025年2月1日(土)と2025年2月2日(日)の2日間、横浜は「横浜ランドマークプラザ サカタのタネ ガーデンスクエア」にて2025年2月8日(土)から2025年2月11日(火・祝)までの期間で実施されました。
同イベントは、2011年よりコンテスト形式で開催されていましたが、15回目となる今回よりイベント中心に。スマートフォンなどさまざまなデジタルツールによるコミュニケーションが当たり前となった今、「手紙を書く」という体験を通じて、デジタルにはない紙に書いて気持ちを伝えることの良さや効果をあらためて理解してもらうことを目的としています。
来場者は、会場で配布しているレターキットに“大切な気持ち”を伝えたい相手へラブレターを書き、ハート型のポストに投函。イベント会場は「ミュージアム」形式になっているため、投函されたラブレターはエリア内に展示され、想いが綴られた作品を観覧できる仕組みとなっています。また、投函されたラブレターは、思いが成就することを願い、後日神社でご祈祷されるというものです。
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6. ゼクシィが鹿児島・新潟・東京だけに掲出! カップルのシチュエーション別「あるある」広告

株式会社リクルートが発行する結婚情報誌ゼクシィは2025年、2月14日のバレンタインデーを前に、「パートナーがいる」と答えた全国4,888人を対象にアンケートを実施しました。
同社は、18~60歳のパートナーがいる男女4888人に対して、日常のふとしたさまざまなシチュエーションに関する調査を実施。結果、「ありがとう、という感謝の気持ちを毎日伝えている人」が多い都道府県1位は鹿児島(40.4%)、「同じ料理でもよりおいしそうなほうをパートナーに渡す人」が多い都道府県1位は新潟(84.6%)、「1週間でパートナーの写真を撮る平均枚数」が多い都道府県1位は東京(4.73枚)という結果になりました。
これらの調査でそれぞれ1位に輝いた東京都、鹿児島県、新潟県の3都県に、2025年1月27日(月)から2月2日(日)まで駅広告を掲出しました。掲出場所は東京メトロ新宿駅、JR鹿児島中央駅、JR新潟駅です。いずれの広告も、普段は意識しない、パートナーがいる日常の大切さに気付かせてくれる内容となっています。
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7. ブラックサンダー、バレンタイン特別イベント開催。巨大ボックスからつかみ取り体験

有楽製菓株式会社が展開するチョコレート菓子・ブラックサンダーは、2025年のバレンタイン企画として「ワックワクが、ザックザク。」をテーマにしたイベント「ブラックサンダーつかみドリーム」を実施。東急プラザ原宿ハラカド2階COVERにて、2025年2月10日(月)から2025年2月14日(金)までの5日間開催しました。
このイベントはブラックサンダー発売30周年を記念し、年間を通じて30の企画を展開するプロジェクト「30の楽雷(らくらい)」の一環。リアルイベントとSNSキャンペーンを組み合わせ、体験価値を提供することでブランドの認知度を向上させ、消費者とのエンゲージメントを深める施策です。
イベントの目玉は、高さ2.4m、全長5.1mの巨大ボックスから、14種類のブラックサンダーシリーズをつかみ取る体験です。参加費は1回税込40円と設定され、気軽に挑戦しやすい価格設定に。通常のブラックサンダーに加え、30周年記念リバイバル商品「チョコナッツ3」や「柿の種サンダー」、地域限定商品も登場し、普段なかなか手に取る機会のない商品との出会いを楽しめるイベントに。
さらに、バレンタイン特別商品として「生ブラックサンダー 至高の三重奏」と「紅白いちごサンダー」も会場で販売。これらの限定商品があることで参加者に特別感を感じてもらい、購買意欲を高める工夫が施されているのが、うかがえます。
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8. バレンタイン神社で楽しむスイーツとコーヒー。筑後市で甘くて苦い「恋」のイベント開催

筑後地区観光協議会は、2025年2月11日(火・祝)に福岡県筑後市の恋木神社および山梔窩で「スイーツマルシェ&サンシカ・コーヒー・ミーツ」イベントを開催しました。このイベントはバレンタインデーと「恋」をテーマに、スイーツとコーヒーを楽しめる企画。筑後市の魅力を発信しながら地域住民や観光客の交流を促進し、地域経済の活性化を図れそうな取り組みとなっています。
恋木神社に市内外から約30のスイーツ店が集まり、バレンタインにふさわしい多彩なスイーツを提供するマルシェを開催。山梔窩では7つの珈琲店が集まり、豆の焙煎からドリンク販売までを行い、店ごとのこだわりの味を楽しめます。
水田地区観光駐車場では、はね丸のふわふわ遊具や筑後市立図書館の移動図書館「としょまーる号」が登場し、子ども連れの家族でも楽しめる企画も用意されました。
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9. 牛カツ京都勝牛、真っ赤なハートメンチが帰ってきたバレンタイン&ホワイトデーフェア開催

株式会社ゴリップが展開する、牛カツ京都勝牛は、2025年2月5日(水)から3月14日(金)までの期間限定で、バレンタイン&ホワイトデーフェアを実施しました。
2024年も大好評だった、牛カツ京都勝牛の人気メニューのメンチカツが赤い衣をまとったハートメンチ「真っ赤なハートメンチ~ぎゅうかちゅっ~」が再び登場。一口サイズのかわいらしい「真っ赤なハートメンチ~ぎゅうかちゅっ~」は、好みの牛カツ膳にトッピングして楽しめます。
フェアの対象期間中は、牛カツ京都勝牛の公式Instagramをフォローすることで、感謝の気持ちをこめた「真っ赤なハートメンチ~ぎゅうかちゅっ~」が無料でプレゼントされます。チョコレートをメインに施策が展開されがちなバレンタインシーズンですが、赤いハート型の小さなトッピングで集客につなげる、異色の施策となっています。
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10. 筋トレ男子への本命チョコはこれで決まり! ザプロからバレンタインにぴったりなプロテインスイーツレシピ公開

2025年2月10日(月)にTHE PROTEIN(通称:ザプロ)に、新フレーバーとなるガトーショコラ風味が発売に。また、冬らしい大人気のフレーバーのホワイトチョコ風味が再販開始となりました。
それを記念して、ガトーショコラ風味とホワイトチョコ風味で作るレシピを初公開。公式Instagramからオファーした数名の方にバレンタインにピッタリなスイーツを作ってもらい、その中から特に素敵な2つのレシピとザプロスタッフ考案のレシピを紹介しています。
簡単でおいしく、たんぱく質も摂取できる優秀スイーツ。ダイエット中の自分へのご褒美に作るもよし、筋トレ好きなあの人へ想いを伝える本命チョコにもぴったりという、プロテインの新たなバレンタイン活用法を提案する施策となっています。
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ユニークなバレンタインの販促施策10事例まとめ
今回紹介した10の事例に共通しているのは、「チョコレートを売る」ことよりも、「気持ちが動く体験を設計する」ことに重心を置いている点です。
メッセージを託せるお菓子、音楽と組み合わせたギフト、家族の物語、温泉や神社といった“場”を活かした演出など。どれも、バレンタインを「贈る行為」から「関係性を深める体験」へとアップデートしています。
モノが溢れる時代だからこそ、人は記憶に残る理由を求めています。バレンタインという年に一度の感情が動くタイミングをどう設計するか……その答えが「価格」でも「量」でもなく、共感・参加・物語にあることを、あらためて教えてくれる、そんな事例集となりました。
・過去の関連まとめ記事:ユニークなバレンタインの販促企画事例10選
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