2026年元旦の新聞全面広告を総覧 日本経済新聞へ出稿した企業は……?【別紙編】

企業が“今年の1枚”に選んだ広告がずらりと並ぶ元旦発行の新聞各紙。新年の空気とともに発信される企業やブランドのメッセージは、普段とは少し違った響きがあります。PR EDGEでは、2026年1月1日(水)に掲載された5大新聞(日本経済新聞・朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・産経新聞)の広告を一気に振り返ります。

この記事では、日本経済新聞の別紙(第2部・第3部・第4部)の「全面広告」を紹介します。日経新聞の別紙は、第2部「文化・スポーツ」第3部「特別企画(わたしの転機)」第4部「広告特集(解き放て2026)」という構成で発行されました。

第2部(文化・スポーツ)

|松竹

2025年、創業130周年を迎えた松竹株式会社が、歌舞伎広告で第2部文化・スポーツ編成の「ハナ」を飾ります。周年を記念して30年ぶりに一挙上演した歌舞伎の三大名作をメインビジュアルに起用しました。この新春広告は日経新聞・朝日新聞・読売新聞の別紙3紙で展開されました。また、同社は読売新聞の別紙に見開きで公開中の映画広告も掲載しています。

|テレビ東京

お正月の縁起物「だるま」をキービジュアルとした「テレ東BIZ」の新春広告は、やはり経済紙ならではの訴求です。また、経済ニュースに“強い”テレビ東京ならではの新春特番として、箱根駅復路(2日目)の「裏番組」にあたる1月3日(土)朝7時からオンエアする「テレ東は“知の駅伝”~2026年政治・経済・ビジネスをビックリ予想~」をPRしました。

|文響社

『うんこ漢字ドリル』シリーズ、『夢をかなえるゾウ』シリーズの出版元である文響社の全面広告は、ユニークな自己啓発書だという『新♪ 人生はニャンとかなる!』(水野敬也・著)を大フィーチャーして祝賀を伝えました。同書は68枚のネコの写真と、その写真にマッチしたキャッチコピー、さらに272個の偉人の逸話・格言で、人生で大切な教えが学べる書籍だといいます。

|HATS UNLIMITED CO.,LTD.

ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんのソロデビュー30周年を記念したオーケストラコンサートの情報とともに、コンサートでも披露予定の楽曲を多数含むCDアルバムの発売情報が掲載されました。アニバーサリーイヤーの始まりを盛り上げる広告掲出。この新春広告は日経新聞・読売新聞の別紙で展開されました。

|東京書芸館

2026年の幕開けに「昭和天皇在位60周年……?」と思わず目をこすった方がいらっしゃるかもしれません。絵画・工芸品・仏教美術・鉱物などを取り扱う東京書芸館が出稿した通信販売の広告です。この金貨は、1986年(昭和61年)に昭和天皇の御在位60年を記念して旧大蔵省造幣局より発行された記念貨幣で、10万円という額面で発行された希少なものだそうです。円相場や世界的なインフレ傾向にあわせて安全資産として注目を集める金製品が取り上げられました。

|U-NEXT

地上波のテレビ番組表が中心となる紙面編成のなかで、配信サービスであるU-NEXTが全面広告を掲出。「JLPGA」「PGA」「LPGA」といった国内外のゴルフツアーを独占生配信していることを訴求しました。地上波からゴルフ中継や番組が減少していることを踏まえて、配信サブスクリプションになじみのない層をターゲットに展開したことがうかがえます。

第3部(特別企画・わたしの転機)

第3部は、過去に日経新聞が掲載した記事をフックとして、その出来事が「人生の転機」となった人物への取材記事が並ぶ特別編成です。

|バカン

第3部では、全面広告は防災アプリ「避難所マップ」のみが掲出されました。旅行や帰省で移動した人びとに「現在地の避難所確認していなかったかも?」という気付きをうながすと同時に、全国リアルタイム避難所マップという自社アプリサービスの利便性、重要性を訴求。アラートカラーとされる黄色よりも落ち着いた印象のイエロートーンが選ばれ、過度な警告をして不安をあおらないことを企図しているようです。

第4部(広告特集・解き放て2026)

第4部は、広告特集と銘打った企画広告記事と企業広告が混在する構成で、すべての紙面が全面広告にあたる編成です。企画記事としては、フィギュアスケート選手であり、金メダリストの荒川静香さんのインタビュー記事と、マネーや住宅など暮らしのトレンドを紹介する記事が掲載されました。本記事では、いわゆる15段/全面広告を1社で出稿したものを紹介します。

|大和ハウス工業

全国5紙の本紙に俳優の大竹しのぶさんを起用した新春広告を出稿した大和ハウスグループ。日経新聞の別紙には同グループの住宅総合メーカーである大和ハウス工業が、その注文住宅の断熱性能を訴求する広告を出稿しました。「注文住宅の断熱等級6を標準仕様へ。」というコピーで、気候変動による酷暑や厳寒にも対応する住まいを提案しています。

|住友林業

住友林業の住宅事業本部が「TREEing」広告を展開。イメージキャラクターとしてCMやグラフィックに登場している俳優・長澤まさみさんを新春広告でも起用しています。キービジュアルは別途展開されている広告グラフィックと同一のようですが、お正月広告らしくコピーを差し替え。「2026年、あなたは何を始めますか。」と読者に問いかけました。

|旭化成リフォーム

へーベルハウスブランドの建築住宅で知られる、旭化成リフォームの新春広告です。玄関で家族の靴を揃える子どもの姿をカットアップしたキービジュアルは、新年の寿ぎに集う家族・親族が集まる「家」の風景を想像させるもの。コピーライティングでは「家族を考えつづける家。」として、同社が掲げる再生エネルギーへの取り組みなど環境意識を高める言葉がつづられています。

|ミサワホーム

1996年にバウハウス専門美術館「ミサワバウハウスコレクション」を開設したミサワホーム。その新春広告では、伝説ともされるデザイン学校「BAUHAUS」のドイツ・デッサウ校舎をキービジュアルに起用。“「人が主役」のデザイン”と銘打って、BAUHAUSの精神は、ミサワホームの住まいづくりに生きているということを訴求しました。

|富士住建

JAS認定された工場で一貫生産されている樹齢60年以上のひのきだけを使用しているというハウスメーカー、富士住建。その安定した高品質の建材による住宅を提供できるからこそ、世代を超えて受け継ぐことのできる未来への確かな投資として選ぶ価値があるーー見事なひのきの丸太のビジュアルととともに力強く発信しました。この新春広告は日経新聞・朝日新聞・読売新聞の別紙で展開。

|パナソニック ホームズ

住宅総合メーカーパナソニック ホームズは、企業ブランディング広告を出稿。そこには6人の従業員が登場して、それぞれの業務領域において「新たな約束」を誓う姿が描かれました。1人ひとりの社員が地域や社会と向き合って「くらしをつくり、ひとをつくる」ことを新春広告で表明しています。

|積水化学工業

積水化学工業が展開する住宅ブランド、セキスイハイムの新春広告。長年にわたり「セキスイハイム」のCMに「ハイムさん」として出演する俳優の阿部寛さんを起用。同社の「鉄骨ユニット工法」を“鉄の家”としてPRしました。地震から暮らしを守り、サステナビリティーの高い工法であることを訴求しています。

|三井不動産グループ

三井不動産グループ・三井ホームは、ポップなイラストとデザインで「在宅避難」を訴えました。また、元旦のタイミングであえて「大掃除はお済みですか?」と問いかけます。多くの人が終えたばかりであろう大掃除という年末の大仕事をフックに、日ごろの備えが「いつもの暮らし」を支えていることを伝えます。多くのハウスメーカーが広告を出稿した紙面のなかで、防災と在宅避難が可能な耐久性の高い住宅を伝えようとした工夫のある広告です。

|積水ハウス

積水化学工業をルーツとするハウスメーカー、積水ハウス。セキスイハイムと同一企業だと考えがちですが、実は別の企業です。全国5紙の本紙で新春広告を掲出した同社は、日経新聞別紙で戸建て注文住宅「Life Knit Desing」の全面広告を出稿しました。ここでは本紙で採用したビジュアルとは別コンセプトの広告を展開。「長く住み続けたい家へ」というキャッチコピーとともに同社のデザイン思想を印象付けることを企図したようです。

そのほかの元旦新聞広告まとめ記事はこちらから

【日本経済新聞】本紙別紙 (本記事)
【朝日新聞】本紙別紙
【読売新聞】本紙別紙
【毎日新聞】本紙別紙
【産経新聞】本紙別紙

その他の事例集についてはこちら
https://predge.jp/search/post?othres=6806
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る