2026年元旦の新聞全面広告を総覧 朝日新聞へ出稿した企業は……?

企業が“今年の1枚”に選んだ広告がずらりと並ぶ元旦発行の新聞各紙。新年の空気とともに発信される企業やブランドのメッセージは、普段とは少し違った響きがあります。PR EDGEでは、2026年1月1日(水)に掲載された5大新聞(日本経済新聞・朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・産経新聞)の広告を一気に振り返ります。

この記事では、朝日新聞の第1部の「全面広告」を紹介します。

|岩波書店


広辞苑や国内外の名著を収めた「岩波文庫」や「岩波新書」などの叢書で知られる出版社・岩波書店は、児童文学をピックアップ。刊行作品から5作品をピックアップすると同時に宮崎駿の書籍『本へのとびら』(岩波新書)を引用した広告を展開しました。

|集英社

2026年8月8日(土)に創業100周年を迎える集英社。マンガ、文芸、ファッションをめぐる出版物の「版元」であり、デジタル・版権・イベント・物販などへも事業を拡大。その100年に渡る歴史を振り返りながら「まだまだ若造ですから。」と、未来への可能性をアピールしました。集英社は5紙に全面広告を出稿しており、日経新聞・朝日新聞・毎日新聞は同一ビジュアルです。読売新聞と産経新聞の広告では、自社のご長寿マンガIPキャラクターが登場しました。

|講談社

あえて自社の出版物ではなく「本屋さんに行こう。」と、その大切な販路にあたる書店を大きく掲げた講談社。本屋さんに集う人びとのイラストから、まっすぐに紡がれるメッセージには、書店の存在意義を訴えるメッセージが。書籍や出版物が人類の未来を担うと訴求すると同時に、「分断が叫ばれるような時代に、それでも互いに理解することを諦めないために」というメッセージを伝えました。右下には書店振興キャンペーンへの動線が用意されました。こちらは、日経新聞・朝日新聞・読売新聞・毎日新聞の4紙で展開。

|積水ハウス

年末年始の帰省や家族とともに過ごす場所としての「家」について、「お帰りなさい」という言葉をキーワードに存在価値をやさしい言葉で表現しています。おせちの重箱を掲げて振り返る人物――視線の先にいる大切な誰かをイメージしやすいビジュアルも効いています。同社によると「ご家族の幸せな暮らしと住まいを支えてゆくことを約束する企業広告」だといいます。積水ハウスは5紙すべてで同一広告を展開しました。

|クラブツーリズム

新聞広告といえば……フルパッケージの海外旅行ツアーのキャンペーン広告。2026年のクラブツーリズムは、エジプトツアーを大プッシュ。安・近・短の海外旅行先は、すでにフリープランの旅で訪問済みという中高年層をターゲットとしているのでしょうか。朝日新聞・読売新聞に新春広告を出稿した同社。しかしそれぞれの掲載内容とボリュームは異なっています。

|阪神航空フレンドツアー

阪神航空フレンドツアーも同様に、フルパッケージの海外旅行ツアーのキャンペーンを展開。しかし、同社はビジネスクラスフライトでヨーロッパを周遊するという贅沢で華やかな商品を打ち出しています。朝日新聞・毎日新聞に新春広告を出稿した同社。どちらもヨーロッパツアーを提案しながらも、それぞれの掲載内容は異なっています。

|大正製薬・リポビタンD

「ファイトイッパーツ!」を合言葉に、昭和・平成・令和と人びとの「活力」を支えてきたリポビタンD。2026年1月1日(水)から始動した新たなブランドプロモーション「リポビタンDays」の第1弾として、晴れやかな空をモチーフにした新聞広告を掲出。また、RADWIMPSの代表曲「君と羊と青」を起用したTV CMもオンエア中です。同社は毎日新聞・朝日新聞・読売新聞に同様の広告を展開しました。

|トヨタ自動車・CENTURY

朝日新聞の元旦二連版広告は、トヨタ自動車が独占しました。昇る太陽のようにも、不死の鳳凰のようにも見える暖色系の背景に向かって、走り出すポジションの車体。同社のフラッグシップカーにあたる「センチュリー」の広告。「豊田自動織機」からのDNAを織物として表現したCM(2025年10月公開)クリエイティブの延長にあるキービジュアルが印象的な広告を5紙で展開しました。

|ヤマト運輸

宅急便50周年を訴求。今よりも配送に時間がかかった時代から、宅急便の黎明期・1974年からともに歩んできたというりんご生産者グループとヤマト運輸社員の荷積みの風景を描きました。そこにあるエピソードは、これまで大切にしてきた企業精神の原点として心に響きます。周年だからこそ、初心を忘れずに前に進もうという想いが伝わってきます。ヤマト運輸は5紙すべてで同一広告を展開しました。

|社会構想大学院大学・事業構想大学院大学

学部組織をもたない「大学院大学」という形態の総合専門職大学院にあたる社会構想大学院大学・事業構想大学院大学が見開きで紙面をジャック。それぞれの大学の実績企業名を背景に散りばめながら、干支の馬が左右に躍動感あふれるシルエットで添えられています。詳細をじっくり読まれることも、おおまかな印象を伝えることも両立させているレイアウトです。この新春広告は日経新聞・朝日新聞・読売新聞で展開されました。

|日本レジストリサービス

ドメイン名の登録管理業務とドメインネームシステムの運用事業者である日本レジストリサービス。設立25周年にあたる節目に新聞広告を掲出しました。インターネットによる世界の大きな変化を振り返りながら、今後も暮らしを豊かにする便利さを追求する姿勢を表明。ワクワクする未来へ向けた想いが「.jp」を表した公式キャラクターのドットン、ジェイミー、ピースケが大きくジャンプするイラストからも伝わります。この新春広告は日経新聞・朝日新聞の2紙で展開されました。

|SAPIX

最難関中学・高校受験を目指す首都圏の進学教室といえば、SAPIX。中学受験の直前期にあたるお正月に、例年新聞広告を掲出しているという同社。朝日新聞では、開成中学校・高等学校の校長、野水勉さんとSAPIX YOZEMI GROUP共同代表で教育学博士の高宮敏郎さんの対談を公開しました。

|東横INN

2026年1月に創業40周年を迎えるという東横INN。周年記念CMで「東横INN40年生」を演じる俳優の古舘寛治さんを起用して、40年間さまざまな人生のシーンで泊まった日の思いや変化を振り返るストーリーを展開しました。2月に「東横INN高知」がオープンすると、全47都道府県での出店を達成するといいます。東横INNは日経新聞・朝日新聞・読売新聞で同一広告を展開しました。

|SEIKO

60年代の国産機械式腕時計の進化を牽引した「キングセイコー」。2022年に、約50年ぶりに復活した「手の届く高級感」をコンセプトに、より手が届きやすい価格帯で「実用性」と「デザイン性」を重視したセイコーのハイエンドメカニカルラインです。2024年にロサンゼルス・ドジャース(MBA)・大谷翔平選手がイメージキャラクターに就任。朝日新聞では大谷選手とキングセイコーの魅力を訴求しました。同社は、日経新聞・朝日新聞・読売新聞に新春広告を出稿。読売新聞は大谷選手を起用して「プロスペックス」をPR。日経新聞では「すごろく」を現代にアレンジした「ウゴロク」広告を展開しました。

|大和ハウスグループ

2006年から長くCMナレーションを担当してきた、大竹しのぶさんが初めて広告へ登場。これまで大竹さんはナレーションで日本各地の暮らしにある「共創共生」のさまざまな形を伝えてきたといいます。新春広告でも柔らかく「自分たちの暮らしに必要なもの」と語りかけています。2025年に創業70周年の節目を迎え、71年目の新たなスタートにふさわしい、オーセンティックな企業広告です。大和ハウスグループは5紙すべてで同一広告を展開しました。

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【日本経済新聞】本紙別紙
【朝日新聞】本紙(本記事)・別紙
【読売新聞】本紙別紙
【毎日新聞】本紙別紙
【産経新聞】本紙別紙

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