2026年元旦の新聞全面広告を総覧 日本経済新聞へ出稿した企業は……?

企業が“今年の1枚”に選んだ広告がずらりと並ぶ元旦発行の新聞各紙。新年の空気とともに発信される企業やブランドのメッセージは、普段とは少し違った響きがあります。PR EDGEでは、2026年1月1日(水)に掲載された5大新聞(日本経済新聞・朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・産経新聞)の広告を一気に振り返ります。

この記事では、日本経済新聞の第1部の「全面広告」を紹介します。

|集英社

2026年8月8日(土)に創業100周年を迎える集英社。マンガ、文芸、ファッションをめぐる出版物の「版元」であり、デジタル・版権・イベント・物販などへも事業を拡大。その100年に渡る歴史を振り返りながら「まだまだ若造ですから。」と、未来への可能性をアピールしました。集英社は5紙に全面広告を出稿しており、日経新聞・朝日新聞・毎日新聞は同一ビジュアルです。読売新聞と産経新聞の広告では、自社のご長寿マンガIPキャラクターが登場しました。

|トヨタ自動車・CENTURY

昇る太陽のようにも、不死の鳳凰のようにも見える暖色系の背景に向かって、走り出すポジションの車体。トヨタ自動車のフラッグシップカーにあたる「センチュリー」の広告を5紙で展開しました。「豊田自動織機」からのDNAを織物として表現しています。CM(2025年10月公開)クリエイティブの延長にあるキービジュアルが印象的です。

|積水ハウス

年末年始の帰省や家族とともに過ごす場所としての「家」について、「お帰りなさい」という言葉をキーワードに存在価値をやさしい言葉で表現しています。おせちの重箱を掲げて振り返る人物――視線の先にいる大切な誰かをイメージしやすいビジュアルも効いています。同社によると「ご家族の幸せな暮らしと住まいを支えてゆくことを約束する企業広告」だといいます。積水ハウスは5紙すべてで同一広告を展開しました。

|SEIKO

親族が集まるお正月。かつてその中心には子どもと大人が垣根なく楽しむアクティビティーの1つとして「すごろく」がありました。SEIKOは「ウゴロク」として、スマートフォンを活用して遊べる現代版すごろくを2026年新春企業広告にフィーチャー。同社は、日経新聞・朝日新聞・読売新聞に新春広告を出稿し、ロサンゼルス・ドジャース(MBA)・大谷翔平選手を起用して「キングセイコー」(朝日新聞)、「プロスペックス」(読売新聞)をそれぞれPRしました。

|Canon

ブラジルのゴイアス州北部にある国立公園「ヴェアデイロス平原国立公園」で撮影した美しいビジュアルが印象的。この地で光輝く風景を、自社の光を操る「イメージング技術」と重ねたというこの広告。社会を支える多様な領域へとその可能性を広げることを訴求したといいます。日経新聞・読売新聞で展開された広告です。

|東和薬品

ジェネリック医薬品メーカーの全面広告は、元衆議院議員でコメンテーターとして活躍する杉村太蔵さんと代表取締役社長・吉田逸郎さんの対談記事を出稿。地域社会とヘルスケアをテーマに未来をみすえた意見交換を行っています。

|講談社

あえて自社の出版物ではなく「本屋さんに行こう。」と、その大切な販路にあたる書店を大きく掲げた講談社。本屋さんに集う人びとのイラストから、まっすぐに紡がれるメッセージには、書店の存在意義を訴えるメッセージが。書籍や出版物が人類の未来を担うと訴求すると同時に、「分断が叫ばれるような時代に、それでも互いに理解することを諦めないために」というメッセージを伝えました。右下に書店振興キャンペーンへの動線が用意されました。日経新聞・朝日新聞・読売新聞・毎日新聞の4紙で展開。

|ヤマト運輸

宅急便50周年を訴求。今よりも配送に時間がかかった時代から、宅急便の黎明期・1974年からともに歩んできたというりんご生産者グループとヤマト運輸社員の荷積みの風景を描きました。そこにあるエピソードは、これまで大切にしてきた企業精神の原点として心に響きます。周年だからこそ、初心を忘れずに前に進もうという想いが伝わってきます。ヤマト運輸は5紙すべてで同一広告を展開しました。

|三井物産株式会社

経済・産業・金融に特化した、日本唯一の全国紙である日本経済新聞。その元旦二連版広告は、三井物産株式会社が独占しました。「すべては、志からはじまる。」とテーマとして2023年から継続展開しているプロジェクトにあたり、同社員が登場。「先が読めない」時代だからこそ、信じるべき「人」の力や「志」の重要性を発信し続けています。

|KIRIN

⼤⾕翔平選⼿を「免疫ケア」推進アンバサダーに起用したキリンホールディングス(PR EDGEの紹介記事はこちら)。2026年の元日からのTV CMオンエアと同様に、新聞メディアでの企業広告でも大谷選手が登場しています。

|社会構想大学院大学・事業構想大学院大学

学部組織をもたない「大学院大学」という形態の総合専門職大学院にあたる社会構想大学院大学・事業構想大学院大学が見開きで紙面をジャック。それぞれの大学の実績企業名を背景に散りばめながら、干支の馬が左右に躍動感あふれるシルエットで添えられています。詳細をじっくり読まれることも、おおまかな印象を伝えることも両立させているレイアウトです。この新春広告は日経新聞・朝日新聞・読売新聞で展開されました。

|メーカーズドリーム2026

日本のものづくり企業が集結する、日本経済新聞社の広告企画「メーカーズドリーム」。アンケートにこたえるとAmazonギフトカードがあたるプレゼントを実施。メーカーをめぐる企業研究にも役立てられそうな、経済専門紙ならではの新春恒例広告企画です。

|東横INN

2026年1月に創業40周年を迎えるという東横INN。周年記念CMで「東横INN40年生」を演じる俳優の古舘寛治さんを起用して、40年間さまざまな人生のシーンで泊まった日の思いや変化を振り返るストーリーを展開しました。2月に「東横INN高知」をオープンすると、全47都道府県での出店を達成するといいます。東横INNは日経新聞・朝日新聞・読売新聞で同一広告を展開しました。

|大和ハウスグループ

2006年から長くCMナレーションを担当してきた、大竹しのぶさんが初めて広告へ登場。これまで大竹さんはナレーションで日本各地の暮らしにある「共創共生」のさまざまな形を伝えてきたといいます。新春広告でも柔らかく「自分たちの暮らしに必要なもの」と語りかけています。2025年に創業70周年の節目を迎え、71年目の新たなスタートにふさわしい、オーセンティックな企業広告です。大和ハウスグループは5紙すべてで同一広告を展開しました。

|飯田グループホールティングス

2025年に好評を博し、無事に閉会した大阪・関西万博。不動産業大手の飯田グループホールディングスは、万博で展示したという「ウェルネススマートハウス」「ウェルネススマートシティ」を通じて描いた「安全・快適に暮らせる未来社会」の実現に向けて、2026年その歩みをすすめるという決意をこの広告で表明しました。

|日本レジストリサービス

ドメイン名の登録管理業務とドメインネームシステムの運用事業者である日本レジストリサービス。設立25周年にあたる節目に新聞広告を掲出しました。インターネットによる世界の大きな変化を振り返りながら、今後も暮らしを豊かにする便利さを追求する姿勢を表明。ワクワクする未来へ向けた想いが「.jp」を表した公式キャラクターのドットン、ジェイミー、ピースケが大きくジャンプするイラストからも伝わります。この新春広告は日経新聞・朝日新聞の2紙で展開されました。

|アシックス

「ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走大会)」「箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」は、まごうことなきお正月の風物詩。新春を駆けるランナーたちの足元を支え続けるアシックス社の新聞広告は毎年恒例の掲出です。日経新聞・読売新聞に新春広告を出稿した同社。しかし、それぞれのキービジュアルは異なっています。

そのほかの元旦新聞広告まとめ記事は順次公開します。

【日本経済新聞】第1部(本記事)
【朝日新聞】第1部
【産経新聞】第1部

その他の事例集についてはこちら
https://predge.jp/search/post?othres=6806
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