生成AIを活用し約6時間で9本のゲームを制作 カヤック「お年賀プロジェクト2026」

株式会社カヤックは2025年12月24日(水)、毎年恒例の新年企画「お年賀プロジェクト2026」における取り組みとして、生成AIを活用した開発チャレンジのメイキング動画を公式YouTubeで公開。

本物のおせち料理8品を実際に調理しながら、それぞれの料理を題材にした「ハイパーカジュアルおせちゲーム」計9タイトルを、構想から実装まで約5〜6時間で即興制作するという試みが行われました。

おせち調理とゲーム開発を同時進行する制作現場

この動画は、カヤックのハイパーカジュアルゲームチームが、おせちでおなじみのメニューから着想を得てブレインストーミングを行い、生成AIを活用して爆速でゲームを実装していく様子を、約5分間のメイキング映像として凝縮。

キッチンでおせち料理が完成していく約5時間と並行して、開発が行われ、その現場の熱量、チーム全員で試行錯誤しながら「最高に面白がってつくる」姿勢を、そのままコンテンツとして公開しました。

完成した「ハイパーカジュアルおせちゲーム」は、2026年1月1日(元日)0時より、カヤック公式サイト内で無料公開予定。物理パズル、ナンバーゲーム、放置バトル、ノベル、アクションなどジャンルは多岐にわたり、いずれも食材の特徴や言葉遊びを大胆に再解釈した内容となっています。

短時間制作でありながら、アイデア力と生成AIの瞬発力を掛け合わせることで、遊び心と完成度を両立させています。

「つくる姿勢」を伝える

「お年賀プロジェクト」は、2006年から続くカヤック独自の年始挨拶企画で、干支や技術潮流をテーマに、社員がチームに分かれてデジタルコンテンツを制作してきました。本企画は年始企画でありながら「つくる人を増やす」という企業理念を社内外に示す文化的な取り組みとして位置づけられています。

「お年賀プロジェクト2026」は、生成AIという技術を前面に押し出しながらも、あくまで“人が面白がってつくる”現場そのものを可視化しました。技術力・発想力・企画力を自然体で伝える本取り組みは、カヤックの企業カルチャーを体現するブランディング事例として注目されます。

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