\ Pick of the month /先月の話題事例ピックアップ<2025年11月>
PR EDGEにおいて、先月1ヶ月を通してたくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップしてご紹介する「Pick of the month」。
今回は、古谷乳業と面白法人カヤック、丸亀製麺、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、KMバイオロジクス、日本農産工業、ペプシ、カネボウ化粧品の7事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. ロイヤルブルーで気品漂う「ミルクの束縛 ミルクティー」のブランディング

古谷乳業と面白法人カヤックの共同開発による「ミルクの束縛 ミルクティー」が、関東甲信越及び静岡県の一部ファミリーマートで2025年11月4日(火)より順次販売開始となりました。
同シリーズの「ミルクの束縛 ミルクコーヒー」は、これまでに累計販売数430万本を突破。SNS総インプレッション数は4,500万、UGC(ユーザー投稿)は16,000件超を記録するなど話題となっています。消費者に“束縛される美味しさ”として愛されてきた人気シリーズの「待望の新作」の登場となりました。
ミルクティーのパッケージは、ミルクコーヒーのインパクトのあるデザインを継承しつつ、上質さを表現するため、カラーリングや書体選びにこだわってデザインされています。また、ベースカラーには、気品と紅茶の伝統を感じさせるイギリス王室の公式カラーである「ロイヤルブルー」から着想を得て、ブルーを基調とした気品あるパッケージデザインとなりました。
さらに、正面の「凛とした表情」で外向きの顔、側面の「少し甘えて砕けた雰囲気」で内側の顔を表し、紙パックを回すたび「束縛される体験」に出会うようなデザインとコピーになっています。
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2. 丸亀製麺うどんでのギネス挑戦 香川県丸亀市で「うどん祭り2025」を初開催

讃岐うどん専門店の丸亀製麺は、創業日でもある2025年11月21日(金)と、翌22日(土)の2日間、香川県丸亀市で「丸亀うどん祭り2025」を初めて開催します。市民や子どもたち、地域のうどん店、そして全国から訪れるうどんを愛する人びとと讃岐うどんの魅力を体験し、発見できる場にすることを目指し、五感の全てで味わう食の感動体験を届けるイベントです。
期間中は、丸亀市内各所で多彩な企画を実施。11月21日(金)には、異なる「うどんメニュー」をテイスティングした人数のギネス世界記録™に挑戦する「最大のうどん試食イベント」を実施し、ブランドアンバサダーを務める俳優の上戸彩さんも参加しました。
さらに11月22日(土)には、全国の讃岐うどん職人による、感動を呼び起こす1杯を決めるコンテスト「SANU-1 GRAND PRIX」も予定。香川・関東・関西での予選を勝ち抜いた7名の職人が集結し、「SANU(讃岐)No.1」を決定します。予選での熱戦を収めたダイジェスト動画は、YouTubeで公開中です。
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3. PS5のもたらす体験価値を表す大型広告ーー両国駅で巨大魔人力士が電車を止める!?

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation®5(PS5®)のグローバルキャンペーン「It Happens on PS5」を展開しています。その一環として、2025年11月8日(土)から14日(金)までの期間、両国駅3番線ホームに縦2.5m×横18mの巨大モニターを設置。屋外広告、PlayStation 5「魔人力士、降臨。」at 両国駅を展開しました。
2番線ホームに電車が乗り入れる際には、巨大魔人力士が白線の内側へ下がることを促すように「のこった!のこった!」と張り手を繰り出したり、四股を踏んだりと、力士らしい動作で乗客へアピール。
また、時には眠っている状態から近づく電車の音で目を覚まし、目の前を通過する車両を眺めたのち、手招きしてジャンケンするなど、ユーモラスな動きを見せます。力士らしく四股を「ドシン!」踏む際には、それに合わせて映像内の3番線ホームも振動する仕掛けとなっています。
ホーム内に電車がいない状態の際には、両国駅3番線ホームを模した映像のなかで、「It Happens on PS5」の世界観を表現した2種のグラフィックパネルが並ぶホーム上に巨大魔人力士が登場。そこでは、周囲を見渡したり、2番線側をのぞき込んだりといった仕草が楽しめます。
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4. インフルエンザ予防接種啓発に「仕掛学」活用 大阪・梅田で掲示開始

明治ホールディングスの医薬品事業会社であるKMバイオロジクス株式会社は、「仕掛学」の理論を活用したインフルエンザ予防接種に関する啓発活動を実施しています。
仕掛学とは、大阪大学大学院経済学研究科の松村真宏教授監修のもと、同教授が提唱する理論です。人の行動を自然に引き出す“仕掛け”を研究する学問であり、思わず試してみたくなるような仕掛けによって、問題解決につながる行動を促すことを目指すもの。この啓発活動では、仕掛学の考え方を応用し、通行者が自然と立ち止まり、自分自身や家族の健康について考えるきっかけとなるよう設計されています。
掲示では、「予防接種を受ける理由」「受けない理由」をそれぞれ7項目ずつ並列に紹介。どちらか一方を推奨するのではなく、双方の視点を提示することで、生活者が自分自身の価値観に基づいた判断をうながします。
また、ワクチン接種を推奨する目的ではないため、賛成・反対の意見を同じ分量・同じトーンで掲載。それにより情報の偏りを防ぎ、中立的な立場を保つよう留意されています。意見の選定にあたっては、接種・非接種に関するアンケートや調査の結果をもとに、日常生活で語られる多様な考えや理由を幅広く収集し、特定の選択肢を誘導しないよう配慮したものです。
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5. “言葉のごほうび”を贈り合う体験イベント、ヨード卵・光「ごほうび申告ステーション」

日本農産工業株式会社が展開するブランド卵「ヨード卵・光」は、2025年11月22日(土)「いい夫婦の日」にあわせて、ヨード卵・光のサンプリングとともに、 “言葉のごほうび”を贈り合う体験イベント「ごほうび申告ステーション」を開催します。開催場所は、東京・渋谷マークシティ マークイベントスクエアと大阪・うめきた広場 イベントスペースです。
今回のイベント実施の背景には、面と向かって「相手の話を聞く」「褒める」「リスペクトする」など、相手を理解しようとするコミュニケーションを積極的に行うことが、パートナーとの円満な関係づくりを後押ししてくれるはずという想いがあるといいます。
そこで、「いい夫婦の日」をきっかけに、「がんばるふたりを、たまごで讃える!」をテーマに掲げ、 夫婦や恋人、家族、友人などさまざまなパートナー同士が、言葉にしてこなかった“お互いのがんばり”を申告し、言葉のごほうびを贈り合う参加型イベントが企画されました。
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6. 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」に出てくるあの“未来のペプシ”が、限定発売されます!

人気炭酸飲料・ペプシが、新ボトルデザイン「Pepsi Perfect」を発表しました。これはアメリカの大ヒット映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)」シリーズの第2弾「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」の中で、主人公のマーティーが飲んでいた“未来のペプシ”にちなんだもので、映画の舞台がマーティーの暮らしていた1985年から30年後の2015年であったことから、今回の記念ボトルが制作されたようです。
このパーフェクト・ペプシ、6,500本の数量限定だそうで、主人公マーティーがタイムスリップした2015年10月21日(水)にアマゾンにて発売。気になるお値段は、なかなか強気の20.15ドルでした。
プロモーション映像には、映画に出てくるデロリアン(タイムマシン)のような空飛ぶ車や、ホバーボード(タイヤがなく、宙に浮くスケートボード)が登場するなど、BTTFファン必見の内容となっています。
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7. 芸術品のようなケースが生まれ変わる コレクター歓喜の「ミラコレ」リユースキャンペーン

毎年“芸術品のようなケース”が話題となるカネボウ化粧品のプレミアムおしろいブランド「ミラノコレクション」は、2025年11月18日(火)から、今年で6年目となる「ケースリユースキャンペーン2026」を開始します。
本取り組みは、使い終わったケースをオルゴールや拡大鏡に生まれ変わらせてプレゼントする企画。愛用者が大切に保管してきた容器への思いに寄り添いながら、ブランドとの接点を長く保ち続けるブランディング施策です。
ミラノコレクションのケースは毎年デザインが変わるため、コレクションとして保管する愛用者が多いそうです。女神や天使が刻まれた立体的なレリーフや宝石箱のような造形は、単なる容器を超えた“美術品”としての存在感があるというファンの声も。
リユースキャンペーンは、こうした“手元に置いておきたい”というファンの願いに応えたもの。2020年の開始以来、昨年は400名枠に対して5,000名以上が応募するなど、ブランドへの愛情を可視化する取り組みです。
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先月は、古谷乳業と面白法人カヤックの手がける「ミルクの束縛」シリーズの新たな展開にたくさんの注目が集まりました。商品の濃厚さや美味しさといったこだわり部分を上手に伝えるブランディング戦略によってファンを魅了拡大している好例として、多くの人が参考にしたい事例となっているのかもしれません。
また、ミルクコーヒーからミルクティーと商品ラインアップの広がりだけでなく、千葉県から全国展開へと躍進している同ブランドの力に多くの関心が寄せられているのでしょう。
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