車がまさかのコスプレ BMWの遊び心あふれるハロウィン施策

丸みを帯びた特徴的なフェイスとコンパクトなサイズ感で、日本でも高い人気を誇るBMW社の小型車ブランド・ミニ。硬派な印象が強いドイツの自動車メーカーのなかでも、異彩を放っているMINIのかわいらしさと遊び心が詰め込まれたハロウィン企画がアメリカで公開されました。

“Elloween”というハロウィンとハローのスラングを組み合わせたフックのあるタイトルが付けられた施策には、運転業界に革命を起こしたとある同業者への皮肉がパンチを効かせていました。

施策の核となるのは、自動運転技術を活用したタクシーサービスを展開するGoogle(Alphabet)傘下の企業・Waymoの“コスプレ”。車のルーフ部分に独特のアタッチメントが付けられたWaymo車を模したデコレーションが施されたMINIを街中で走らせることで、道行く人は「果たしてあれはWaymoなのか、MINIなのか?」という疑問と直面することに。ハロウィンだからこそ仮装というアイデアをフックにした、MINIらしさ全開の事例でした。

MINI USAのHead of Marketingを務めるKate Alini氏は「世界の自動車メーカーが自動運転技術に魅了されるなか、わたしたちMINIは、わたしたちらしいユーモアを通じて運転することそのものの楽しさにスポットライトを当てたいと思います」とコメント。「ユーザーも運転する楽しさを忘れつつあるこの状況を、わたしたちは勝機と捉えているのです」と締めくくり、技術革新は追い求める一方で遊び心も忘れないメーカーとして自社をアピールしました。

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