極限までシンプルを貫く ユーザー愛を表現した南米・スズキのCM

南米エクアドルで事業を展開してから実に30年が経過した自動車メーカーのスズキは、これまでのコミュニケーションを通じてただのメーカーとしてではなく現地の住民から愛される存在となっています。そんなブランド資産を明快に描いたCMが新型スイフトの発表のタイミングに合わせて公開されました。

CMタイトルは“Everybody Loves Swift(みんなスイフトが大好き)”というこの上なくストレートでわかりやすいもの。セリフを極限まで削った映像では、街中に停車しているスイフトに思わず見惚れてしまったり、写真を一緒に撮ろうとするほどその惚れ込んでいる様子が描かれます。

広告主である企業が自社商品をアピールするCMにおいては最終手段とも言える「ユーザーから愛されている」というメッセージをあえて一切のオブラートに包むことなくそのまま訴求していることから、本当にスイフトがエクアドルの人から愛されているのだろうというイメージが湧き、長年築き上げてきたユーザーとの信頼関係が垣間見えます。

スペックなどの機能性能ではなく、ブランド理念といった抽象度の高い内容でもなく、ただひたすらユーザーから愛されているという真っ直ぐなメッセージをミニマルでシンプルな映像で伝えた、真似できるようで意外と真似ができないCMでした。

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