旅は本来退屈ではない 仏・ホンダが描く“移動の魅力”

自動車とバイクの両方で世界的な人気を誇るホンダは、日本だけでなく世界中の国と地域で日々さまざまなコミュニケーション施策を公開しています。そんななか、フランスのシャルル・ド・ゴール空港で行われたビデオカメラとデジタルサイネージを活用したリアルタイムなインタラクティブ施策が話題を生んでいます。

施策のタイトルは“Bored Cam(退屈を映したカメラ)”。シャルル・ド・ゴール空港の搭乗ゲート付近で退屈そうに飛行機の搭乗時間を待っている人たちの様子をリアルタイムで撮影し、その姿を近くのデジタルサイネージで映すというもの。

“Traveling isn’t about waiting to get there(旅をするということは、到着までの時間を退屈に過ごすという意味ではない)”というキャッチフレーズでも描かれているとおり、本来旅は移動時間すらも楽しい時間であるはずなのに、空港にいるとなぜか移動時間が待ち時間と化してしまい、結果的に楽しくもない時間がただ過ぎていくのを待つだけ……多くの旅行者が共感できるような内容をリアルタイムという極めて生々しい手法で表現したのです。

一方、ホンダのバイクを用いた旅であれば、移動時間そのものが楽しい時間に変貌する――シンプルながらも共感性の高いメッセージングで空港に居合わせた人々の注目を集め、さらに自社製品の強みを意外な角度から伝えた意欲的な事例でした。

その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る