渋谷で話題の黒塗りのレコード店「BLACK RECORDS」その仕掛け人は……?

アーティスト名も曲名も一切わからない黒塗りのレコードから、運命の1曲を見つける――。そんな体験ができると話題になった“世界初”のレコードショップ「BLACK RECORDS」。2025年9月16日(火)から22日(月)まで、渋谷スクランブル交差点に面する三千里跡地で期間限定オープンしています。

来店者は視覚的な先入観なしに、音楽と向き合うことができるというコンセプトに基づく同店で取り扱うのは、カバーアート上のすべての情報が黒で塗り潰されたアナログレコードです。

店内も黒色で統一され、ビジュアル情報を最小限に抑えた空間を演出。1階で展示された黒いレコードを1枚選ぶと、その場で限定ノベルティーがプレゼントされ、そこに記載された二次元バーコードから楽曲を視聴できる仕組みです。さらに、地下1階に設けられた完全個室の視聴ブースで、その音楽に没入できるといいます。

BLACK RECORDSの営業時間は日によって異なり、18日(木)から21日(日)は11時から19時、最終日の22日(月)は11時から16時30分。1階は自由に入店できますが、混雑時は整理券制となる予定です。また、地下1階スペースは18日(木)まで整理券制、19日(金)以降は事前予約制で運営されるとのこと。

「音楽との新しい出会い方を実験的に提案している」など、さまざまに話題を呼んだこのレコードストアの仕掛け人は、SKY-HI率いる音楽事務所BMSG。2025年9月18日(木)に迎える設立5周年を記念した企画「BMSG STREET GALLERY」(PR EDGEの紹介記事はこちら)のコンテンツでした。

イベントのメイン会場に相当するSHIBUYA TSUTAYAと、渋谷スクランブル交差点を挟んだ向かい側に位置する三千里跡地が、サテライトギャラリーとしての役割を担います。

所属アーティストが介した巨大壁画「GRAND CHAMP MURAL」

「BMSG STREET GALLERY」そのものの実施告知は8月中旬に行い、実施間際のタイミングに新たな話題を創出することを企図したであろうBLACK RECORDS。

いわゆるイベント告知の“追撃”施策の1つにあたりますが、ここではミュージシャンとリスナーの関係の“理想像”を描きました。「ビジュアルからの情報や先入観」を一切排除して、その楽曲の真価を問う……これは、BMSGが追い求める理想の姿であり、拡大し続ける音楽産業へのアラートともとらえることができます。

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