ポケモンの広告・イベントまとめ|話題を呼んだプロモーション事例を紹介

1996年にゲームボーイ用ソフトとして登場した「ポケットモンスター」。ポケモン/Pokémonの愛称で、世界中から愛されアニメやカードゲーム、ゲームアプリなどを展開。日本が世界に誇る巨大コンテンツの1つにまで成長しました。

今回は、そんなポケモンシリーズがこれまでに展開してきた広告やPR施策の最新5事例をまとめてお届けします。

1.『ポケモン生態図鑑』渋谷駅をポケモン博物館にーー4つのOOHを展開

ビッグIPの主役であるポケモンたちの生態をアカデミックに解き明かした公式図鑑『ポケモン生体図鑑』(小学館/株式会社ポケモン・著)が、2025年7月28日(月)から8月3日(日)まで、東急東横線・渋谷駅B4改札内(東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線連絡通路付近)にて、「ポケモン生態図鑑 マチカドミュージアムinシブヤ」と銘打った交通広告を展開しました。

掲出されている広告ビジュアルは全部で4つ、各々約8.7m×2.0mというパノラマ仕様。それぞれのクリエイティブは「ポケモンの体温」「ポケモンのなわばり」「共に生きる、頼って生きる」「ポケモンの群れ」「ポケモンの大きさと動きの関係」と5つの章立てで構成され、各々の視点からその生態を解説します。

書籍から広告に採用された「ポケモンの群れ」ページは、広告ビジュアルでは、水タイプのポケモン、ホエルオーとヨワシを描いたパートをカットアップ。その生態解説を読めない小さな子どもにも伝わる、迫力あるスケール感で表現しています。

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2. 日焼け止めをして外に飛び出そう! アネッサ×ポケモンコラボの「冒険広告」リリース

株式会社資生堂のサンケアブランド「アネッサ」は、「ポケモン」とのコラボレーション第二弾として、人気キャラクター「ピカチュウ」「ニャオハ」「ポッチャマ」をボトルにあしらった「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA」の限定パッケージ商品の販売を、2025年4月21日(月)より開始しました。

コラボレーションを記念して、「行こうよ、つぎの冒険へ。」をテーマにした交通広告が、4月28日(月)から5月4日(日)までの期間に渋谷駅構内に掲出されました。紫外線を浴びる場面で活躍する同商品と、仲間との冒険を楽しむポケモンとの共通点から、だれもが太陽の下で輝くことを後押しするメッセージを伝え、アネッサ×ポケモンコラボアイテムで紫外線対策をしながら、「つぎの冒険」へと踏み出すことを応援する広告となっています。

掲載される交通広告は、全長22mの超横長のデザイン。太陽が降り注ぐ広大な自然の中をポケモンたちが駆け出していく様子が描かれ、没入感溢れる美しいグラフィックが目を引きます。そのサイズ感とデザインから、広告の前を歩きながら眺めることで、まるでポケモンたちと一緒に探検しているかのような気分が味わえる「冒険広告」となっています。

「冒険広告」には、コラボパッケージにデザインされているピカチュウ・ニャオハ・ポッチャマのほか、全12匹のポケモンが登場します。広告の中にどんなポケモンが登場するのか探し回る体験は、まさに「冒険」の疑似体験のよう。広告内にはコンセプトストーリーが風の流れのようにデザインされ、ポケモン探しを楽しみながら、ブランドが伝えたいメッセージに自然に触れられる構成に仕上がっています。

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3. 春節を記念して1夜限りのライトアップ、東京タワーに「迎春」とピカチュウが点灯!

民間団体・企業の複合体である中国旧暦新年東京タワーレッドライトアップ実行委員会は、日中友好関係の促進を目指し、中国における旧暦の大晦日にあたる2025年1月28日(月)に、「春節 東京タワーレッドライトアップ2025」を実施しました。

中国旧暦新年の東京タワーライトアップは2024年に続き7回目の実施となり、東京タワーのインフィニティ・ダイヤモンドヴェールを使用し、通常時とは異なる赤色に点灯する限定のライトアップイベントです。

今回の東京タワーレッドライトアップのテーマは「若者」と「アニメ」。春節を祝うメッセージ「迎春」と、中国でも大人気のポケモンとの取組みによるインスタレーションがメインデッキの窓に投映されました。「東京タワーレッドライトアップ」とポケモンによる春節特別取組みは日中間で初めてのもの。

点灯式では、特別衣装を着せてもらったピカチュウと「レックウザ」をモチーフにした龍舞による春節特別ポケモンショーや中国で放送された「ウルトラマン」の中国版主題歌を歌う毛華鋒さんが登壇し、会場を賑わせました。MCを務めた三浦祐太朗さんは、集まった大勢の観衆の前で母・山口百恵さんの「ありがとうあなた」を中国語入りで披露。

点灯のシーンでは日中の子供たちで結成された200人程の合唱団による演出に続き、パンダとピカチュウの絵が入った白と黄色の風船2025個が空に放たれるなど、日中の友好の輪をさらに広げようという想いが込められたイベントとなりました。

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4. 雪山にカビゴンが出現?!「Pokémon Sleep」の世界観を体験できるイベントを鹿島槍スキー場にて開催!

日本スキー場開発株式会社グループの株式会社鹿島槍が運営する「鹿島槍スキー場ファミリーパーク」が、2024年12月14日(土)より「Pokémon Sleep」とのコラボイベントを開催。

2021年12月より株式会社ポケモンとのタイアップをスタートし、4シーズン目となる今回は、朝起きるのが楽しみになる睡眠ゲームアプリ「Pokémon Sleep」とのコラボを実施し、ゲームの世界観を体験できるイベントとなりました。

「カビゴンおやすみドーム」は、スキー場内に登場した、透明なドームテント。ドームテントのなかを覗くと、そこにはすやすやと眠っているカビゴンが。綺麗な飾りつけに囲まれて、カビゴンとスノードームの中にいるような素敵な空間を楽しめます。また、カビゴンとスノーウェアのまま一緒に寝転んで、思い出に残る映え写真を撮影することも可能です。

さらに、スキー場のあちこちには、目撃されているポケモンたちの寝顔を、目撃情報をもとにリサーチする「寝顔フォトラリー」も登場。7種類以上のポケモンの寝顔をリサーチできた方には、オリジナルステッカーのプレゼントも用意されました。

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5.『ポケモン GO』が浅草エリアジャック! 浅草六区ブロードウェイが浮世絵風ポケモンで一色に染まる「『ポケモン GO』 浅草ルート八景」開催

株式会社ポケモンは、Niantic, Inc.と共同で提供しているスマートフォン向け位置情報ゲームアプリ『ポケモン GO』の今年登場の新機能「ルート」を使ったイベント「『ポケモン GO』 浅草ルート八景」を2023年11月25日(土)より12月10日(日)までの期間に開催しました。

浅草のイメージにマッチする浮世絵風に描かれたポケモンたちが、浅草六区ブロードウェイを中心に浅草をエリアジャック。『ポケモン GO』ゲーム内にも浅草のさまざまな魅力を発見できる8つの「公式ルート」が登場します。また、「公式ルート」と散策エリアを見渡すことができる浮世絵マップ風絵巻の巨大オブジェも登場し、『ポケモン GO』ゲーム内にもマップ風絵巻に描かれているポケモンが登場するものです。

イベント期間中は『ポケモン GO』をしながらの浅草散策が更に楽しくなるような、ポケモンの装飾が浅草に登場します。さらに『ポケモン GO』を使って「公式ルート」を歩くことでマップ風絵巻のイラストステッカーがもらえるキャンペーンなども実施。さらに期間中の土日にはピカチュウと一緒に街を歩いているように見えるショッパーの配布など、さまざまなコンテンツや体験を楽しめるものとなっています。

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ポケモンシリーズの広告・PR施策の最新5事例

いかがだったでしょうか。国内での人気・認知はもちろんのこと、世界の認めるビッグコンテンツだということが、インバウンド向けともいえる施策にも発展している最新事例からも見て取れます。

ファンが喜んでくれるように、世界観を壊さずに活かす企画や施策が出揃いました。人気コンテンツだからこそ、下手にコラボレーションすることでのハレーションも大きいところ。そうはならないように、エンタメ性高く楽しめる事例からは学ぶところも多そうです。

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