人生の大ベテランが語る“生きることの意味” コロナビールのエモーショナルなCM
これまで「大自然の調和」や「ゆったりと流れる時間のおとも」といったコンセプトで自社商品を描いてきたコロナビールは、その軽やかな味わいだけでなく唯一無二のブランディングを通じて多くのファンを獲得しています。そんな同社の事例はしばしば広告業界においても話題になり、キャンペーンやメッセージの独自性から学びを得ようとウォッチしている方も多いのではないでしょうか。
今回は、イギリス市場向けに制作された「生きるということの意味」について言及したエモーショナルなブランディング動画をご紹介します。
動画に登場する人の大半は、100歳超え、あるいは100歳近い人生の大ベテランたち。「もしあなたが人生で100回夕陽が沈むところ見たのであれば。もしあなたが時間を気にせず海辺を歩いたことがあるのであれば。もしあなたが鳥のさえずりで目を覚ましたことがあり、地図を持たずに海に繰り出したことがあるならば」という情緒的な詩を読み上げるシーンで動画は幕を上げます。
さまざまな経験をしてきた老人たちのしわのアップをとらえた映像はアーティスティックとも言え、あまり見たことがないような幻想的で繊細な世界観を演出することに成功しています。
最終的には「それが自然と生きるということだ」というセリフで映像はフィナーレを迎えます。コロナビールは決して軽やかで飲みやすいだけのビールではなく、自然と一緒に人生を贈ることの大切さを打ち出すブランドであるというメッセージを打ち出した企画でした。
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