55周年、その歴史を振り返りーーデパ地下ドーナツイベントにミスドが特別出展

「第5次ドーナツブーム」の到来がささやかれる昨今。食の最新トレンドをおさえることで定評のある阪神梅田本店が、全国各地の人気ドーナツ店を招聘した催事「DONUTS SUMMER どーなつまつり!」を7月30日(水)から8月11日(月)に行います。

この催事に、創業55周年を迎えるミスタードーナツ(以下、ミスド)が特別出展。ドーナツという愛すべき食品を日本に紹介し、「ドーナツ文化」を牽引する老舗ブランドとして、その歴史を振り返るといいます。

イベントでは、55年におよぶその歴史をたどるべく、多くのファンがいるノベルティーグッズ、パッケージなどの貴重なアーカイブ資料を展示公開。昭和・平成・令和のさまざまなトレンドを取り入れたアイテムが勢ぞろいするようです。

1980年代のミスドは、ファッション系イラストを多く手掛けたペーター佐藤、OSAMU GOODSの産みの親である原田治など、人気イラストレーターを起用してノベルティーやパッケージを制作しました。画像上は、「原田治のお皿」として、1985年11月1日(金)から24日(日)の期間、スクラッチカードを用いた販促キャンペーンの景品として配布されました。

ミスドのキャンペーンは、特定金額ごとに配布されるスクラッチカードを削ると、ポイントが現れ、10ポイント集めるとオリジナルグッズに交換できるというもの。30代以上であれば、何度も来店してポイントを集めた……という思い出がある人も少なくないはず。

景品交換の条件を1会計の金額とせず、ランダムにポイントが付与される仕組みが楽しいサービスでした。数百円という「おこづかい」でも楽しめるフレンドリーな設計で、同時に複数来店を促しました。

老舗ブランドの「故きを温ねて新しきを知る」機会となるこのイベント。未来の顧客にあたる子どもたちにむけた企画として、ドーナツデコレーション体験も行います。参加者はホイップクリームやチョコクランチなどを使って、人気のオールドファッションを自分好みにデコレーションできるといいます。

デパ地下での催事は、普段手に入れにくい話題の商品や全国のおいしいものを選りすぐって紹介するもの。今回も地元関西だけでなく北海道や九州、東京から個性的な人気店のドーナツが集まっています。大阪・梅田という関西随一の繁華街に位置するデパ地下に、ミスドが催事出展することはイレギュラーともいえますが、関西に根差す企業同士だからこそ実現したのかもしれません。

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