推しはどっち?音と触感の対決がPR企画に進化した「プチパチの日」
2025年8月8日(金)アトリオン製菓と川上産業が「プチパチの日」と題した共同プロモーションを展開。「パチパチパニックの日」と「プチプチの日」が重なるこの日を記念し、それぞれの人気商品が「どっちが気持ちいい?」をテーマに異業種対決を仕掛けています。
独自の製法でキャンディの中に炭酸ガスを閉じ込めた「パチパチパニック」は、トリオン製菓を代表する看板商品です。一方、川上産業の代表商品である気泡が千鳥状に並んだシート状の緩衝材「プチプチ®」は、梱包や輸送の現場で長年にわたり活躍してきました。そして、現在はつぶす専用のプチプチ「プッチンスカット」も展開しています。
今回のコラボは、こうしたロングセラー同士が互いの“感覚価値”を掛け合わせることで、消費者の「自分にとっての心地よさ」を見つける体験を提供しています。
体験と投票をセットにしたリアルイベント
今回のプロモーションの軸は体験型のサンプリングイベント。東京都立川市と長野県須坂市の2会場で、合計5,000名を対象に「パチパチパニック」と「プッチンスカット」がセットで配布されます。参加者はその場で両方を体験し「どちらが気持ちよかったか」を選んで投票する仕組みです。
パッケージにまでこだわった演出は注目したいところ。プチプチにはパチパチ風デザインを施すなど対決を視覚的にも表現し、手に取った瞬間からプロモーションが始まる工夫が施されています。
SNSと連動し、話題性と拡散力を確保
リアルイベントと同時に、SNS上でも「#プチパチ総選挙」というハッシュタグを用いた投票キャンペーンを実施。X(旧Twitter)上では誰でも参加でき、7月15日(火)から8月17日(日)までの期間で投票を受け付けています。
リアルとSNSの両面から展開することで、多くの人を巻き込む構造を実現。自分の感覚を軸に“推し”を選ぶ行動は誰にとっても参加しやすく、共感を呼びやすい仕掛けです。
\8月8日は「プチパチの日」🎉/⁰あなたはどっち派⁉️ #プチパチ総選挙 開戦✨⁰“気持ちいい”の頂点に立つのは…⁰🔘#プチプチ(つぶす快感)⁰🔘#パチパチ(はじける刺激)⁰⁰あなたの推しに清き一票を💥⁰https://t.co/EuvzalGxnk⁰⁰#アトリオン製菓 #パチパチパニック… pic.twitter.com/OoYILXu4zv
— アトリオン製菓【公式】 (@atrion_seika) July 15, 2025
PR動画とAI診断で感覚体験を拡張
さらに、YouTube上ではパチパチパニックとプチプチがそれぞれの魅力をアピールする自己紹介動画を公開。ASMR要素を取り入れながら対決を盛り上げる動画は、何度も見返したくなるような親しみやすさがあり、シュールな笑いを誘います。
また、OpenAIの技術を活用した「プチパチ診断アプリ」も展開。簡単な質問に答えると今の自分に合った気持ちよさをAIが判定するもので、SNS拡散とエンタメ性を兼ね備えた仕掛けとして好評を集めそうです。
気持ちよさを通じて広がるプロモーションの可能性
味か触感か。パチパチかプチプチか。どちらが優れているかを決めることが目的ではなく、「どちらが自分にとって気持ちよかったか」を問いかけることで、商品に対する新たな視点や愛着が生まれている本施策。
異業種コラボでありながら単なる話題づくりにとどまらず、リアルとデジタルを横断する設計で感覚的な価値を可視化した今回の「プチパチの日」企画は、記憶に残る体験を通じてブランドと生活者を結びつける、完成度の高いプロモーション施策といえるでしょう。
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