「農場ごと賭けてもいいぜ!」 じゃがいもの産地を大切にするLay’sの地域貢献CM
19世紀に誕生し、老若男女から愛されているポテトチップス。アメリカのセールスマンことハーマン・レイが本格的な販売事業に乗り出したことで爆発的に普及したとされ、そのレイ氏の冠を持つ「Lay’s」は、いまや世界的な老舗ブランドです。
Lay’sはじゃがいもの産地にこだわることで知られており、味や品質への影響はもちろん、地域コミュニティーとの密接的な繋がりを大事にしています。このたびカナダでそうしたブランドの想いを軽快なユーモアで表現した動画が公開されました。
“Betcha the Farm(農場ごと賭けてもいいぜ)”という動画では、じゃがいも農家である主人公の男性が「Lay’sのじゃがいもはカナダで作られているんだ。信じないって? この畑ごと賭けてもいいぜ」と言いながら頼んでもいないのになぜか身の回りのすべてを賭け始める様子が描かれます。
最終的には全財産を賭けただけでは飽き足らず、家族の存在すらも賭けてしまうというカオスな状況に。実際にLay’sが伝えたかったであろう「自社のポテトチップスの原料はカナダで作られている」ことは冒頭で伝えており、残りの尺をすべて小芝居ともいえるユーモアに振り切っているのが印象的です。
ブランドとして伝えたいことを極限までスリムにすることであえて全体の“遊び幅”を広くする手法がある意味では新しく、“余白”の大切さを改めて教えてくれる事例でした。
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