女性の尿もれに対するイメージを変えた英・衛生用品ブランド

妊娠や出産を経たり、更年期とともに多くの女性に起きる尿もれ。日本でもさまざまな尿もれパッドのCMを目にしますが、海外では力強いトンマナで尿もれそのものに対するイメージを変えようと試みているブランドがあります。

世界100カ国以上で展開する排泄ケアブランドのTENAは、尿もれに伴う恥ずかしさや後ろめたさを真正面から否定し、女性たちに自分らしい生活を送り続けてほしいというエールを込めたCMを公開しました。

CMで紹介されるのは、出産を経た女性や、乗馬、オペラ、格闘技などさまざまな“尿もれが起きやすいと言われている状況”に置かれた人たち。

「これまで尿もれは恥ずかしいこととして、人体の劣化として、恐るべきものとして描かれてきた。でもそれは本当にそうあるべきなのか? 考え直してみよう」という力強いナレーションを通じて、あくまでも生理現象として尿もれを捉えつつ、優しく包み込むような肯定をするのではなく“そもそも世間の認識が間違っている”というかなり挑戦的なメッセージを打ち出したのです。

Tenaの調査によると80%の女性が尿もれが起きた際に恥ずかしいという感情を覚えたと答えており、その大半は自身の身体に合った商品を使うことなく生活しているとのこと。焦ることなく、恥を感じることなく、自分らしく生きてほしいという切実な願いを強烈なトンマナで訴求した印象的なCMでした。

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