JAL×ヘラルボニー、旅に不安を感じる人向けに『Beyond Guide』を制作

JALグループでは、アクセシビリティ向上に向けた取り組みの一環として、業務提携先の株式会社ヘラルボニーとともに、旅のハンドブック「Beyond Guide」を制作。Web上で2025年6月1日(日)より公開しました。

日本では、約10人に1人が何らかの障がいを持っているとされています。ヘラルボニーが2023年に実施した調査によると、知的障がいや発達障がいのある家族の約3〜4割が「飛行機を含む公共交通機関の利用に不安を感じている」と回答。困りごとを懸念し、飛行機での旅行を最初から諦めてしまう人も少なくないといいます。

今回制作されたハンドブックでは、旅に対して不安を感じる人々から寄せられた実際の声をもとに、飛行機の搭乗に関する各ステップごとの事前情報や困り事への対応をQ&A形式でわかりやすく解説しています。

「障がい者割引などのサービスはどうすれば利用できる?」「飛行機に乗る流れを事前に確認したい」といった出発前の準備から、「機内でパニックや癇癪を起こしてしまった場合はどうすれば?」などの空港や機内での対応まで、さまざまな不安に寄り添い、具体的なサポート情報を提供しています。

ハンドブックには、「自分にも旅ができるかもしれない」という前向きな気持ちを、そっと後押ししたいというJALとヘラルボニーの想いが込められているとのことです。現在はWeb上で公開されており、今後はパンフレットなどの紙媒体での配布も予定されています。

誰もが旅を通じて、より豊かな人生を楽しめる社会の実現に向けた、温もりのあるCSR施策。「誰かに迷惑をかけてしまうかもしれない」という不安な気持ちに対し、丁寧かつ具体的な情報で応えることで、旅に対する心理的ハードルを下げています。障がいの有無にかかわらず、誰もが安心して「行ってみよう」と思える環境づくりの一歩として、高く評価できる取り組みです。

その他のCSR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=28
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る