手・声・脳波で戦う新感覚ゲーム!森永乳業「VR腸内クエスト」大阪・関西万博で初公開
2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、森永乳業株式会社は「大阪ヘルスケアパビリオン」に出展し、「ビフィズス菌でスーパーヒューマン」をテーマにした展示を展開します。
本展示は企業の科学的信頼性をベースにしつつ、直感的で独創的なアプローチで研究中の可能性を含めた“すごいビフィズス菌体験”を伝えるユニークな試みです。
「第二の脳」腸とビフィズス菌の可能性に注目
腸は“第二の脳”と呼ばれ、自律的に働く高度な器官。腸内環境の良し悪しは、免疫や肌状態、さらにはメンタルにも影響を及ぼすとされており、そのカギを握るのが善玉菌の代表格・ビフィズス菌です。
森永乳業は1960年代からビフィズス菌の研究に取り組み、1969年には乳児から「ビフィズス菌 BB536」を発見。さらに、1971年には日本で初めて乳製品にビフィズス菌を応用し、以来50年以上にわたって腸内フローラとビフィズス菌の研究をリードしてきました。
その成果は実績にも表れており、2025年1月時点ではヒト由来ビフィズス菌に関する臨床研究論文数が世界一(※1)という結果が報告されています(ナレッジワイヤ社調べ)。このように森永乳業は単なる乳製品メーカーにとどまらず、腸内研究とヘルスケアの最前線を担う企業へと進化を遂げてきました。
※1:ナレッジワイヤ社調べ、2025年 1 月時点(PubMed・医中誌 WEB にて企業による研究論文数で世界一)
メイン展示「VR腸内クエスト」で“自分の腸”を冒険
展示の中核となるのが、体験者自身の腸内を舞台にした没入型VRゲーム「VR腸内クエスト」。この未来型シューティングゲームは、手の動作、発声、脳波という3つのインターフェースで操作する設計です。
会場では、来場者のパーソナルヘルスレコード(PHR)をもとに腸内環境が測定され、それぞれの状態に応じた約1億通りのオリジナルステージが生成されます。「ビフィズス菌!」と発声すると“ビフィズス菌爆弾”が発動し、登場する悪玉菌キャラクターを撃退。最終的にボスを倒してゲームクリアを目指す中で、腸内環境の個人差や善玉菌の働きを、楽しみながら学べる構造です。
本ゲームはエンターテインメントでありながら教育性や科学的根拠も備えており、来場者に強烈な印象を与えてくれそう。体験は7歳以上を対象としており、医療機器の使用者や体調に不安のある方には注意事項が設けられ、安全性にも十分配慮されている点は秀逸です。
五感で楽しむビフィズス菌の世界
「VR腸内クエスト」に加え、森永乳業はビフィズス菌の可能性を多角的に紹介する4つの体験コンテンツを用意。これにより商品訴求のみにとどまらず、腸とビフィズス菌がもたらす未来の健康像をストーリーとして伝える展示が実現しています。
「ワタシの腸内チェック」では、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所および株式会社ヘルスケアシステムズと共同開発した腸内細菌抗体検査キットを使用し、最大4万人の腸内環境を解析できるもの。検査結果に基づいて、5種類の腸内細菌の割合や推奨される食材などが個別にフィードバックされます。
なお、事前に検査を受けていない方にも、PHR(パーソナルヘルスレコード)と質問をもとに簡易的な腸内環境の可視化とアドバイスが提供されるのも嬉しいポイントです。
「腸音波」は腸の音を検知するセンサーを使用し、がん細胞をビフィズス菌とともに撃退する最新ゲーム。腸内環境の改善が免疫力を高め、抗がん剤の効果を引き出す未来像を描き、ゲームを通して研究の方向性を提示していることが伺えます。
「振れ!スーパーシニアへの道」では、ビフィズス菌を摂取し続けることで健康寿命が延びた“スーパーシニア”の姿を体験できます。ゲームでは参加者の顔が自動的に老化していき、最終的には120歳に。途中モニターの前でビフィズス菌型スティックを振ることで、“スーパーシニア”となった未来の自分が画面に登場します。
「スーパー美肌ブロック崩し」は、美肌効果をテーマにしたブロック崩しゲーム。ビフィズス菌を摂取して得られる“もちもち美肌”の自分の顔がバーとして表示され、美肌と腸内環境の関係性をゲームで体験できる内容になっています。
ブランドの革新性を体験で可視化する戦略的PR
森永乳業の展示は長年の研究成果に裏打ちされた科学的信頼と、最先端のテクノロジーを融合させた新しいPR・ブランディングの形。腸や菌という専門性の高いテーマをゲームという親しみやすい手段で伝えることで、企業が社会に提供する価値を生活者にわかりやすく提示しています。
今回の取り組みは従来の乳業企業としてのイメージを刷新し、森永乳業がヘルスケア分野における先進的な企業であることを印象づける施策。科学・エンターテインメント・教育という異なる要素を一貫したメッセージで統合しており、他社にとっても参考となる好例です。
本施策は来場者の健康意識の向上だけでなく、森永乳業のブランド価値を高める戦略的なPR事例として、高い評価が期待されます。
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