ルノーがEVの安全に関する特許を放棄!? その意図とは
日本でも徐々に普及しつつある電気自動車(EV)は、欧米圏を中心とした諸外国では今となっては当たり前の存在になりました。そんなEV業界のリーディングカンパニーであるルノーはこれまさまざまなタイプを展開しており、そんな同社だからこそできる、ある意味では業界的に“異例中の異例”とも言える施策が実施されました。
“Universal Patent(世界的な特許)”というタイトルの施策は、EVの安全にまつわる特許を世界中のメーカーに公開し、自由に活用していいと宣言するもの。通常であれば自社のビジネスにとって有利な環境を作るために存在する特許をあえて他社に明け渡したのです。
「ルノーには15年にも及ぶ研究の成果である、EVの安全に関する技術がたくさんあります。今EVを求める声がさらに高まる中で、わたしたちルノーは“安全は一部の人だけが享受できるものであってはならない”と考えたのです」というナレーションが、同社の覚悟を表明するとともに自動車業界全体の発展に貢献したいという姿勢を強く打ち出しています。
EVの普及と技術力の向上を促す国連の施策に合わせて公開されたこの施策、現時点ではまだ炎上時の消火にかかる時間を大幅に削減できるシステムのみですが、今後もさらにEVが広まるにつれより多くの技術が公開されるのでしょうか。太っ腹すぎるとも言えるルノーのこの姿勢を受け、競合メーカーがどう動くのかも楽しみですね。
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