新幹線を貸し切り「ぼーっとする大会」実施!心の余裕を取り戻すCSR施策

スマートフォンが普及した現代において車窓を眺める人の姿は減少し、移動時間そのものを楽しむ文化が薄れているのが現状です。こうした状況を変えるべく、株式会社VISは新幹線を貸し切った「ぼーっとする大会 in 新幹線」というユニークな施策を提案。

この大会は現代社会において“ぼーっとする”ことの価値を再認識させるとともに、心の健康にフォーカスした新たな取り組みとして注目を集めています。

新幹線で実現する“ぼーっと”体験

「ぼーっとする大会 in 新幹線」は、東京から新大阪までの新幹線1車両を貸し切り、参加者50人が60分間ひたすら“ぼーっと”することを競うイベント。ルールはシンプルで、車内で寝たり笑ったりすると失格です。

しかしその一方で、車窓を眺めたり自分自身と向き合ったりする時間を過ごすという目的により、多くの人に新鮮な感動を与えそうです。

本イベントには人気お笑いコンビ「ジャルジャル」が参戦します。笑いや眠気を誘うパフォーマンスを披露しながら、彼ら自身も“ぼーっとする”ことに挑戦する姿は大会の見どころのひとつ。さらに、人気YouTuber「水溜りボンドのカンタ」が審査員として参加し、参加者の反応を厳しく見守ります。

また、心拍数の安定性を測定する技術点と、ニコニコ生放送での視聴者投票による芸術点を基準に優勝者を決定するというユニークな審査方法が話題を呼んでいます。

“ぼーっとする”ことの社会的意義

現代社会では、「タイムパフォーマンス(タイパ)」を重視し、時間を効率的に使うことが当たり前とされています。しかし、本施策はあえて効率性を手放し、心の余裕を取り戻すことを提案。

ぼーっとする時間を意識的に確保することで、ストレスの軽減や創造性の向上、さらには心拍数が安定することで心身の健康を促進する効果が期待されています。

新幹線を貸し切るという大胆な発想や、参加者が真剣に“ぼーっと”することに向き合う様子は、視聴者に強い印象を残すでしょう。

過去大会の成功事例と参加者の感想

2024年には、東京で「TOKYOぼーっとする大会」が開催され、90名の参加者が90分間の“ぼーっと”体験に挑戦。この大会には528名の応募者が集まり、倍率は8倍という高い関心を集めました。

参加者からは「人生で一番価値のある時間だった」「頭がスッキリして自分と向き合うことができた」「シンプルに楽しかった」といった感想が寄せられています。また、表彰式では入賞者を讃える温かい雰囲気が生まれ、ただの競技ではなく、心を通わせる場としても評価されました。

今回の「ぼーっとする大会 in 新幹線」は、これまでの成功をさらに進化させた形で実施される予定。スポンサー企業からの豪華賞品や、新幹線という特別な環境が加わることで、参加者にとってより特別な体験となりそうです。

忙しい現代人に一石を投じる施策

「ぼーっとする大会 in 新幹線」は、忙しい現代社会に一石を投じるユニークな施策。新幹線という特別な空間で“ぼーっと”することの価値を再発見し、心の健康を促進するこの大会は、エンターテインメント性と社会的意義を両立させています。

参加者や視聴者が“ぼーっとする”ことで得られるリフレッシュの効果は、イベントを超えて日常生活に広がりそう。VISのこの取り組みが、今後のCSR活動の新しいスタンダードとなるかもしれない、そんな期待が膨らむ施策でした。

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