郵便ポストの視点から日本各地の景色を堪能。日本郵政、新宿駅にて大型広告展開
日本郵政株式会社は2024年12月30日(月)から2025年1月5日(日)まで、東京・新宿駅メトロプロムナードにて「#郵便ポストが見ている世界」と題した大型広告を掲出。
本広告は、全国に設置された173,935本(2024年3月31日時点)の郵便ポストたちが投函口から見ている日本各地の景色を紹介するユニークな試みです。
郵便ポストが見守る「日本の日常」
全国に点在する郵便ポストは手紙や荷物を届けるという役割だけでなく、美しい自然や歴史的な街並み、人々の営みを静かに見守る存在。今回の広告では「もしも郵便ポストが目の前の景色を見ていたら?」という発想をもとに、投函口から覗いた景色を映像で表現しています。
映し出される画は多彩で、沖縄の原風景では牛車がのんびりと海辺を進む様子が描かれ、猫島では穏やかに暮らす猫と住民の日常も。また、約400年の歴史を持つ茅葺き屋根の町並みや、緑豊かな山間を走る鉄道の風景も登場します。これらの映像はポストが地域の暮らしや文化と、どのように共存しているのかを感じさせ、観る人の想像を広げてくれます。
さらに、都市部の高層ビル群や田園風景の中で行き交う車を眺めるシーンなど、都会の風景も表現。広告を観ることで「自分の街のポストはどんな景色を見ているのだろう?」と新たな興味を持つ人がきっと現れるはずです。
新宿駅メトロプロムナードでの体験型展示
広告の舞台となる新宿駅メトロプロムナードは、東京メトロ丸ノ内線新宿駅と新宿三丁目駅を結ぶ地下連絡通路で、年間を通じて多くの人々が行き交う場所。この場所で掲出される広告は、ただ見るだけでなく「体験する」楽しさを感じさせてくれます。
注目したいのは郵便ポストの投函口を模したフレームを設置し、そこを通して風景を覗き込める仕掛け。この工夫により、実際にポストの目線を体感することができます。新宿駅を訪れる人々は広告の前で立ち止まることで、映像を通じて日本各地の風景を「ポストの視点」で楽しめるでしょう。
ハッシュタグで広がる「#郵便ポストが見ている世界」
本広告施策はタイトルに「#郵便ポストが見ている世界」というハッシュタグをつけることで、訪れた人々が広告の体験を発信できる仕組みを採用している点も特徴的。新宿駅での展示を楽しんだ人々が広告の風景や感想をSNS上で共有することで、より多くの人々にこのキャンペーンが広まることが期待されます。
また、郵便局の魅力を発信するWebメディア「JP CAST」では、映像で使用されたロケーションや撮影の裏話を紹介。広告だけでは伝えきれない背景や撮影エピソードを知ることで、映像の魅力がさらに深まりそうです。
「ポストの視点」で見つける新しい日本の魅力
「#郵便ポストが見ている世界」は、郵便ポストの視点を通じて日常の中に潜む日本の魅力を掘り起こすユニークな広告施策。新宿駅メトロプロムナードで展開される体験型広告とSNSやWebメディアを活用した情報発信により、多くの人々に印象を深く刻み込むでしょう。
デジタル化が進む現代では手紙や荷物を預ける機会が減り、ポストの役割が薄れつつあるのが事実。しかし、ポストは地域の暮らしや景色と密接に結びつき、今もなおその土地の一部として確かに存在しています。
年末年始に新宿駅を訪れた際は、ぜひ「ポストの目線」で日本を眺めてみてはいかがでしょうか。日常の中に埋もれていた新しい発見が、きっと待っているはず……そう感じずにはいられない心温まる施策でした。
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