ファン大歓喜!『宝石の国』著者が色鉛筆で描き下ろしたイラストが話題の最終巻記念広告
月刊コミック誌「アフタヌーン」(講談社)で2012年に連載を開始した市川春子氏による漫画『宝石の国』が、2024年6月号で12年の歴史に幕を下ろし、完結を迎えました。そして、数か月にわたる準備期間を経て2024年11月21日(木)にコミックス最終第13巻が発売されます。
この特別な節目を記念して、講談社は大規模な広告キャンペーンを実施。渋谷駅(東京都)、大阪梅田駅(大阪府)、講談社社屋の3か所で掲出される大型広告は、著者自らが色鉛筆で描き下ろした特別なイラストを使用しており、多くのファンや新規読者に向けたメッセージが込められています。
著者自身が筆をとって描く広告の特別感
最終巻発売を記念して掲出された広告には、著者である市川春子氏が色鉛筆を用いて制作した描き下ろしイラストを採用しています。
広告ならびにイラストは『宝石の国』の物語を振り返る内容となっており、柔らかく繊細なタッチが物語の世界観を優美に描き出しています。キャラクターたちの儚さや美しさが際立つイラストたちは、作品の長年のファンに感動を与えると同時に、作品をまだ知らない新しい読者にも強い印象を与える仕上がりです。
著者が広告制作に関わることで、広告媒体ながらも作品の世界観が如実に表現され、プロモーションの域を超えた感動的な施策を実現しています。
主要駅での大規模展開がもたらす効果
渋谷駅では東横渋谷スーパーボードを活用し、12点のイラストを掲出。2024年11月18日(月)から2024年11月24日(日)の期間中、乗降客数の多いこの場所で鮮やかなビジュアルが目を引き、多くの通行人に作品の魅力を強く訴求します。
一方、大阪梅田駅では同じ期間中に8点のイラストを展示。こちらは渋谷と共通の絵柄を用いており、関西圏の読者や新たな潜在的ファンに向けたアプローチを図っています。
また講談社社屋では、横断幕に2点のイラストを使用。2024年11月21日(木)から2024年12月6日(金)ごろまで掲出される予定です。
このように大々的に展開されている本施策は、ターゲットとなる既存ファンはもちろんのこと多くの人の目を引き、新規読者を効果的に取り込むことが見込まれます。
事実、広告が展開された当日から、X(旧:Twitter)では宝石の国に関するキーワードがトレンド入りするほどの盛り上がりを見せていました。
特典カード配布フェアで購買意欲を刺激
広告展開と並行して、最終巻の発売を記念した書店フェアも実施されます。具体的な内容はコミックス第1巻から第13巻(特装版含む)のいずれかを購入した読者に、描き下ろしカード(全4種)が1冊につき1枚プレゼントされるといったもの。
この特典は、ファンにとってまさに「宝石」とも言える貴重なアイテム。話題性の高い本施策の特典は新規読者の興味関心も引き付け、作品を手にするきっかけとなりそうです。
カードのデザインは広告と同様、市川春子氏が描き下ろしたイラストを用いており、広告と同様に作品世界への深い愛情が感じられるもの。特典の配布はファン同士での盛り上がりを加速させると同時に、SNSでの拡散効果を生み出し、さらなる認知度の向上や購買意欲の喚起につながることが期待されます。
12年にわたる連載の集大成
2012年に連載が開始され、2024年にその長い旅路を終えた『宝石の国』は、漫画界でも類を見ない独自の世界観と美しいビジュアルで多くの人々を魅了してきました。
今回の最終巻記念広告施策は、著者自ら広告イラストを描き下ろしたことで作品の集大成とも捉えられる取り組み。ファンにとっては唯一無二の、かけがえのない思い出となるでしょう。今後もこうした創造性と情熱を持った施策が、多くの作品で展開されることを願ってやみません。
その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
0