あえて社名を書かない。イギリスのスーパーが選んだ大胆な選択肢

イギリス生まれのスーパーマーケットチェーン・TESCOはヨーロッパ圏はもちろん一部アジア地域やアメリカでも店舗を展開している業界のリーディングカンパニーです。イギリス国民にとっては幅広い品揃えと高品質な生鮮食品が手頃な価格で買える存在として、多くの人の生活を支えています。そんなTESCOが特に力を入れている食品の魅力を伝えるために、意外性のあるアプローチを試みたOOH施策を公開しました。

複数パターン制作されたOOHは、いずれも5種類の生鮮食品のビジュアルが並んだインパクト重視の見た目をしています。一見しただけではその意図は伝わりませんが、よく見ると並べられた食品の英語の頭文字を取り、左から順に読むとTESCOと書かれていることがわかります。シンプルな構成の裏には「自分たちは新鮮でおいしい食品の代名詞である」という隠されたメッセージが仕込まれているのです。

多くの企業広告では当たり前のように含まれる“社名”という要素をあえて排除し、ビジュアルの頭文字だけで表現することで、ありきたりなメッセージを印象的なものへと昇華させています。OOHに限らず、パッケージやキービジュアルなどでも転用できそうな手法でした。

その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る