一体なぜ?ケチャップをお菓子のトッピング風に変換したハインツの試み
フライドポテトにはケチャップ……日本をはじめ、多くの国と地域では常識とも言えるこの組み合わせが実はまだ浸透していないエリアがあるのをご存知でしょうか? 実はオランダではフライドポテトの相棒はマヨネーズであると相場が決まっており、多くのケチャップメーカーはこの文化的な壁を突破できずにいるのです。そんな中、調味料大手のハインツは、自社のケチャップの姿形を現地の“別の名物”に変えてアピールした施策を公開しました。
“Hagelchup”という聞き慣れない単語を用いた施策は、ケチャップをスプリンクル(トッピングシュガー)へと変えたもの。トーストやアイスクリームにふりかけるチョコレート味のスプリンクルをオランダではhagelslagと呼び、多くのオランダ人はこのhagelslagがとにかく大好きなのです。このインサイトに乗っかり“ケチャップをhagelslagの形に変えてしまおう”という奇想天外な発想が具現化されたのです。
本来は甘いものであるはずのhagelslagをケチャップ味に変えるだけでも実験的な施策ですが、その変化を通じて知名度と売り上げすらも上げてしまおうとハインツは試みているようです。現地で人気の食べ物を徹底的に調べることでしか生まれない、珍しい施策でした。
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