人気キャラがインスタのコメントを自動返信。顧客体験を革新するAIマーケティング

Rox株式会社は、日本初(※)となる著名人や架空のキャラクターの発言や思想を学習する生成AIエンジン『Rox AI』を活用して、Instagram自動返信サービス『Rox Message』にリアルタイムで会話ができるAIアシスタント機能を統合した新サービスを発表しました。

本サービスはSNS上でのファンとのリアルな交流を可能にし、顧客体験を強化してブランド価値とマーケティング効果を高めることが期待されます。

サービスの背景と目的

ソーシャルメディア広告市場は急速に拡大しており、2027年には約1.5倍の1兆6,900億円に達すると予測されています(※1)。

企業にとってSNSを活用した顧客とのコミュニケーションは、顧客からの好感度向上や競争力の強化に欠かせない要素。とくにInstagramにおいてはファンとの関係性を深め、他社との差別化を図ることがブランド成功のカギを握っているといっても過言ではありません。

さらに生成AI市場も2030年までに約30倍、2,110億ドルに成長すると見込まれており(※2)、AI技術を活用したカスタマイズ体験は新たなビジネスチャンスを生み出すだけでなく、昨今はAIアプリの需要も高まっています。

こうした市場動向を背景に、Rox株式会社はInstagram自動応答ツール『Rox Message』に生成AIエンジン『Rox AI』を統合。この新サービスにより、企業はキャラクターの個性を忠実に再現するAIアシスタントを簡単に導入でき、パーソナライズ化された顧客体験を提供できるようになります。

※:自社調べ ・調査年月:2024年9月 ・調査範囲:「日本におけるInstagram領域でのAIキャラクターアシスタント」として既存サービス調査した結果。(2024年9月25日 0時 時点)
※1:Statista/Social media marketing market size in Japan 2020-2027
※2:電子情報技術産業協会/注目分野に関する動向調査2023

『Rox AI』活用で得られるメリット

Rox AIを導入することで、SNSにおける顧客体験の強化が望めるだけでなく、運用の効率化も期待できます。

従来、SNS運用は多くの人手を要し、人気のあるアカウントではコメントへの対応が追いつかないこともありました。しかし、同サービスを取り入れれば、キャラクターや著名人の個性に合わせたリアルタイム返信が実現し、企業のSNS運用を効率化しながらもファンとのエンゲージメントを高められます。顧客との関係性がより強固なものとなれば、ブランドの競争力強化も期待できるでしょう。

『左ききのエレン』の人気キャラクターAIが生む新たな顧客体験

Rox株式会社はサービスの第一弾として、人気漫画『左ききのエレン』の作者・かっぴー氏と協力し、「柳一(やなぎ・はじめ)」をモデルにしたAIアシスタントを開発しました。


※『左ききのエレン』の作者・かっぴー氏

このAIアシスタントは『左ききのエレン』のキャラクターの発言や性格を学習したAIが、Instagram上でファンのコメントにリアルタイムで返信する仕組みとなっています。

本機能によりファンは、まるで柳と直接会話しているかのような没入感を得られると同時に、より深いキャラクター理解や作品への愛着を育み、ブランドへの好感度を高められそうです。

AI技術導入がもたらす事業のさらなる成長

著名人や架空のキャラクターの発言や思想を学習する生成AIエンジン「Rox AI」は、キャラクターを活用したSNSマーケティングにおいて、ファンとのリアルタイムコミュニケーションを強化する新たな選択肢。

顧客とのコミュニケーションとSNS運用の効率化を両立させた同サービスは、マンパワーを抑えながら個別にパーソナライズされた顧客体験を提供し、エンゲージメントを効率的に高められるでしょう。AI技術を用いた新たなマーケティング手法として今後どのように活用されていくのか、注目したいサービスです。

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